球界最高ランクのプロスペクト(有望株)が、3日(日本時間4日)に行われたオリオールズとの本拠地開幕戦でメジャーデビュー。わずか5球で存在感を示した。
満員となる3万8986人の観衆が集まったPNCパーク。「7番・遊撃」で出場したコナー・グリフィンは、メジャー初打席で適時二塁打を放ち、パイレーツが5-4で勝利した試合のハイライトを飾った。この一打は、二回に4点を奪った攻撃の口火を切る先制打となった。
走攻守を含む5ツール(パワー、ミート力、走力、守備力、肩の強さ)がそろった選手と広く評されるグリフィンは、今季3Aインディアナポリスでの5試合で打率.438、出塁率.571、長打率.625の好成績し、メジャーに昇格した。122試合に出場した昨季は打率.333、21本塁打、94打点、65盗塁を記録し、ベースボール・アメリカ誌のマイナーリーグ年間最優秀選手に選出された。スター候補の遊撃手は、2024年のMLBドラフトで全体9位指名を受けた。
4月24日に20歳になるグリフィンは、2018年にナショナルズでデビューしたフアン・ソト以来となる10代野手のメジャーデビューとなった。また、1998年のアラミス・ラミレス以来、パイレーツでデビューした初めての10代の選手でもある。
以下、メジャーデビュー戦の打席詳細。
第1打席、二回
メジャー初打席、コナー・グリフィンはオリオールズの先発カイル・ブラディッシュが投じた1-2からのカーブを狙い打ちした。打球速度105.8マイル(約170.3キロ)で左中間を破る二塁打。グリフィンは2球後、ジャレッド・トリオロの右前打でホームイン。初得点も記録した
ライアン・オハーンが四球で出塁した後、グリフィンの二塁打が二回に4点を奪う攻撃の起点となり、パイレーツの先発ミッチ・ケラーに4-0のリードをもたらした。トリオロの適時打に続き、この回はヘンリー・デービスとオニール・クルーズも打点を挙げた。
この二塁打により、グリフィンは2012年9月にレンジャーズのジュリクソン・プロファーが本塁打を放って以来、メジャーデビュー戦で安打を放った初めての10代の選手となった。
第2打席、四回
グリフィンは先頭打者として5球で四球を選び、2度目の出塁。再びトリオロの右前打で二塁に進んだが、デービスの併殺打で三塁封殺となった。
19歳344日のグリフィンは、1998年5月26日のパイレーツのラミレス(当時19歳335日)以来、メジャーデビュー戦で四球を選んだ最年少選手となった。また、デビュー戦で四球と打点を記録した10代の選手としては、1958年のジョニー・キャリソン、1963年のジョン・パチョレック、ラスティ・スタウブらに続き、1920年に打点が公式記録となって以降、史上4人目となった。
第3打席、五回
2死一、二塁で打席に立ったグリフィンは、空振り三振に倒れて攻撃が終了した。この日初めての凡退となった。三振には終わったものの、グリフィンは優れた選球眼と辛抱強さを示した。2球前には、自身初のABS(自動ボールストライク判定システム)へのチャレンジに成功し、三振の判定を覆していた。
第3打席までで、グリフィンは計17球を投げさせた。
第4打席、八回
オリオールズのリリーフ、リコ・ガルシアは、この試合最後となるグリフィンの打席をハーフスイングの投ゴロに打ち取った。3打数1安打、1二塁打、1四球、1得点で試合を終えた。
