20歳グリフィンがパイレーツ打線けん引、先発全員打点で17得点大勝

四回には無安打・7連続四球で5得点

May 3rd, 2026

レッズ7-17パイレーツ】ピッツバーグ/PNCパーク、5月2日(日本時間3日)

わずか数日で、チームの流れはここまで変わるものか。

今週の頭、パイレーツは合計18得点を挙げながらもカージナルスに4連敗を喫した。しかし5月に入り流れは一変。ナ・リーグ中地区首位のレッズに17-7で大勝し、連勝を果たした。

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パイレーツ打線は2日連続で爆発し、この日はチーム全体で19安打、11四球。四回終了時点で、先発全員が少なくとも1打点を記録した。これは1975年9月16日のカブス戦以来となる。

また、15得点以上を記録したのはこれで今季2度目。シーズン35試合目までに2度以上15得点以上を達成したのは球団史上4度目だが、前回は1896年と130年ぶりだ。

「本当に素晴らしかった。これからのシーズンの参考になるような試合だった」とドン・ケリー監督はこの日の爆発を振り勝った。

「打線が機能してビッグイニングが生まれるときは、たいてい我慢強く打席に立てている。真ん中の球を狙い、センター方向を意識し、後ろの打者を信じてつないでいる」

初回から二塁打2本を含む5安打と1四球で一挙5得点。ブランドン・ラウ、ライアン・オハーン、ニック・ゴンザレス、マーセル・オズナ、コナー・グリフィンがそれぞれ打点を挙げた。

続く二回には、7連続四球で4得点。レッズ先発のローダーはこの回3つ目の四球を与えたところで降板したが、後続も流れを変えられなかった。

この回の7四球は、1イニングあたりの四球数でメジャー最多タイとなった。前回この記録が出たのは1983年5月25日で、そのときはパイレーツが”歩かせた”側だった。また、無安打で1イニング5点以上となったのはマリナーズ対ヤンキースの1994年4月27日以来だ。

「四球も安打と同じ価値がある。何人か出塁すれば、誰かが大きな一打を打って攻撃がつながる。ベンチも盛り上がるし、全員が集中できる。こうやって大量得点できるのは楽しい。この流れを続けたいね」とオハーンは語った。

パイレーツは四回にも5得点を追加。グリフィンのキャリア2本目の三塁打で口火を切り、最後はホーウィッツの適時打でこの日15点目を挙げた。

グリフィンは5打数4安打2打点の大活躍で、サイクルヒットまであと本塁打のみだった。メジャーデビューを果たしてから約1カ月、落ち着いて試合に臨むことができるようになってきている。

「自分の準備を信じるだけだ。簡単にアウトにならない打者でいようとしている。それはシーズン通して持ち続ける考え方だ。少しずつ落ち着いてきているし、いいトレーニングができている。自分の力を信じて、あとは自然にプレーするだけ」とコメント。

「やりすぎる必要はない。自分はチームの一部に過ぎないし、後ろには素晴らしい打者がたくさんいる。自分の仕事は出塁して、彼らに返してもらうこと。それをできるだけ続けたい」と続けた。

パイレーツの先発カルメン・マジンスキーは最初の2イニングで3失点だったが、その後6者連続三振を奪うなど立て直した。5回2/3を投げ、最終的には8安打、5失点ながら自己最多の10奪三振を記録し、今季2勝目を挙げた。降板する際には本拠地のファンからスタンディングオベーションを受けた。

グリフィン以外にも6人の選手が複数安打を記録。しかもこの大量得点は、本塁打なしで生み出された。

「ホームランなしでこれだけ点を取るのが理想的な攻撃だ。ホームランはいずれ出る。最後まで戦い続けた選手たちを誇りに思うし、打線全員が貢献した」とケリー監督は語った。