シュワーバーがリーグ二冠に躍り出る決勝3ラン

ゴア、ウィーラーの剛腕対決は主砲の一発で決着

August 16th, 2025

ナショナルズ2-6フィリーズ】ワシントンD.C./ナショナルズパーク、8月15日(日本時間16日)

ザック・ウィーラー、マッケンジー・ゴアのリーグを代表する剛腕同士のマッチアップとなったこの一戦は、ブルペンのクオリティーで優ったフィリーズが勝利した。フィリーズは七回、カイル・シュワーバーとブライス・ハーパーの連続アーチで勝ち越し。そのリードをブルペン陣が4イニングに及ぶ無失点リレーで守り切った

初回、フィリーズは無死一、三塁のチャンスからハーパーがタイムリーを放ち、送球エラーも絡んで2点を先制。しかし、初回の攻撃でナショナルズもCJ・エイブラムスのタイムリー二塁打で1点を返した。

その後、ゴア、ウィーラーの両先発は調子を取り戻した。ゴアは打者8人と対戦した初回の乱調から立ち直り、二回は2三振、三回はわずか6球、四回も9球で三者凡退に。五回も1死二塁で迎えたシュワーバー、ハーパーをあっさりと抑え、終わってみれば6回2失点7三振と普段通りの好投だった。

一方のウィーラーは右肩に負傷を抱え、前回登板では3キロ以上球速が低下していた。コンディションが懸念されたこの日は、前回登板から球速はわずかに回復。しかし、まだ本調子には遠く、得意のフォーシームで空振りを奪えず、球数は嵩んだ。五回にはディレン・ライルに同点弾を浴び、勝ち投手の権利を逃した。

両エースが降板し、試合がブルペン勝負に移行すると、地区首位のフィリーズと最下位のナショナルズの地力の差がくっきりと現れた。七回、ナショナルズは2番手のクレイトン・ビーターが2四球でピンチを招くと、上位打線を迎える場面でたまらず左腕のコナー・ピルキントンにスイッチ。

ピルキントンはトレイ・ターナーを打ち取って2死までこぎ着けたが、続くシュワーバーに43号3ランを被弾。さらにハーパーにも19号ソロを連続で浴び、瞬く間に4点を奪われてしまった。シュワーバーは試合終了時でナ・リーグ1位の大谷翔平(ドジャース)に並ぶ43号をマーク。さらに101打点目をマークし、これはア・リーグ1位のカル・ローリー(マリナーズ)も上回ってメジャートップに立つなど、この日の決勝弾でリーグ二冠に躍り出た。

一方のフィリーズブルペン陣は無失点リレーでつなぎ、最終回をヨアン・デュランに託したが、デュランは先頭打者の打球が脚に直撃し、負傷交代。しかしそんなアクシデントにも動じず、フィリーズは7月に契約したばかりの40歳デービッド・ロバートソンを投入し、試合を締めくくった。