アレックス・ブレグマンのカブス移籍からフリーエージェント(FA)市場の「ドミノ倒し」が始まり、ここ数日でカイル・タッカー、ボー・ビシェット、J・T・リアルミュートの契約が次々に決まった。大物野手がFA市場から姿を消す中、トレード市場では昨季のナ・リーグ最多勝投手に注目が集まっている。
MLBネットワークのジョン・ヘイマン記者によると、ブルワーズは引き続きエース右腕フレディ・ペラルタのトレードを検討しており、他球団からのオファーを吟味しているようだ。29歳のペラルタは昨季33試合に先発して176回2/3を投げ、17勝6敗、防御率2.70、204三振の好成績をマーク。1年後にFAとなるが、今季の年俸が800万ドル(約12億円)と安価なため、トレード市場で大人気となっている。
ヘイマン記者は、ペラルタをめぐるトレード市場の状況について「非常に多くのチームが興味を示している」とリポート。その中にはヤンキース、メッツ、ドジャース、ジャイアンツ、ブレーブスなどが含まれているという。
3年連続でシーズン200三振を達成し、昨季はサイ・ヤング賞投票で5位にランクインするなど、ペラルタはエース級の実力を持つ投手だ。上記5球団の中では、メッツが最もエース補強を必要としており、ジョナ・トン、ブランドン・スプロート、クリスチャン・スコットらメジャーレベルの若手先発投手も豊富なため、ペラルタ獲得の最有力候補に挙げる声もある。
ペラルタ放出を検討中のブルワーズは今季のポストシーズン進出を諦めているわけではなく、トレードの対価として即戦力の若手投手を求める可能性が高いとみられる。その点では、エメット・シーアン、リバー・ライアン、ジャスティン・ロブレスキー、ギャビン・ストーンら20代の若手投手を豊富に揃えるドジャースも有力候補と言えるかもしれない。
過去にもジョシュ・ヘイダー、コービン・バーンズ、デビン・ウィリアムスらオールスター級の主力投手を次々に放出し、トレードで得た対価を戦力化してチームの総合力をキープしてきた実績のあるブルワーズ。FAまで残り1年となったペラルタの放出も濃厚だが、トレードの相手としてどのチームを選ぶのか、そして対価として誰を得るのか、今後の動向が注目される。