キーシャルとコリンズの両新人が週間MVPを受賞

両リーグで新人が受賞するのは昨年9月以来

August 12th, 2025

11日(日本時間12日)、2025年レギュラーシーズン20週目の週間MVPが発表され、ア・リーグはツインズの新人ルーク・キーシャル、ナ・リーグはブルワーズの新人アイザック・コリンズが選出された。ともにキャリア初受賞となる。

ツインズからの選出は4月のタイ・フランス(現ブルージェイズ)に続いて今季2人目。ツインズの新人が受賞するのは2014年8月のダニー・サンタナ以来、11年ぶりである。

一方、ブルワーズからの選出は4月のウィリアム・コントレラス、6月のクリスチャン・イェリッチに続いて今季3人目。ブルワーズの新人が受賞するのは2019年7月のケストン・ヒウラ以来、6年ぶりだ。

なお、両リーグで新人が受賞するのは昨年9月のカイダー・モンテロ(タイガース)とマイケル・ブッシュ(カブス)以来となった。

22歳のキーシャルは5試合に出場して打率.455(22打数10安打)、2本塁打、10打点、出塁率.455、長打率.864、OPS1.319の大活躍。両リーグ最多タイの打点を叩き出し、打率もリーグ3位にランクインした。

2023年ドラフト2巡目指名で入団したキーシャルは、今年4月にメジャーデビューしたものの、右前腕の骨折で長期離脱。8月5日(同6日)に戦列復帰を果たし、5試合で10安打&10打点と打ちまくった。この中には10日(同11日)のロイヤルズ戦、延長11回に放ったサヨナラ本塁打も含まれている。

28歳のコリンズは6試合に出場して打率.476(21打数10安打)、2本塁打、8打点、出塁率.577、長打率.952、OPS1.529の好成績をマーク。打率とOPSはメジャートップの数字で、出塁率と長打率も同2位にランクインした。

7月のナ・リーグ月間最優秀新人に選ばれたコリンズは、8月も好調をキープしており、10日(同11日)のメッツ戦で放ったサヨナラ弾は本拠地アメリカンファミリーフィールドでの自身初アーチでもあった。2019年ドラフト9巡目指名でロッキーズに入団し、ルール5ドラフトを経て27歳でメジャーの舞台にたどり着いた苦労人は、予想以上の活躍でブルワーズの快進撃を支えている。