苦しい状況が続く中、このアトランタ遠征がパドレスにとって転機となるかもしれない。
パドレスは金曜日、ブレーブスとのシリーズ初戦に臨んだ。1-1で迎えた九回にマニー・マチャドの決勝ソロ本塁打が飛び出し、2-1で勝利。連敗を6で止めた。今季ブレーブスとの試合はこれで5戦全勝となる。
この日、パドレスは二回表にギャビン・シーツのソロ本塁打で1点を先制したが、それ以降八回まで得点を奪えなかった。迎えた九回、マチャドがブレーブスの守護神ライセル・イグレシアスから打球速度176.5キロ、飛距離128.6メートル(422フィート)の本塁打を左翼スタンドに叩き込んだ。これがマチャドにとって今季4本目、63打席ぶりの一発となった。
「本当に大きな一打だった」とマチャドは語る。「正直、ここ最近は良い流れじゃなかった。でも、こうやって勝てたのは本当に大きい。タフな相手だったけど、最後まで全員で戦い抜いた」
パドレスは6連敗中に9得点、39失点という厳しい状況が続いていた中で、この日はナ・リーグサイ・ヤング賞右腕クリス・セールとの対戦に。セールは7回を投げて4安打1失点、1四球、6三振と好投したが、唯一の失点が左対左の対決でシーツに許したソロだった。
「チーム全員で点を取る必要がある」とマチャド。「相手はサイ・ヤング投手だし、素晴らしい内容だった。そんな相手から本塁打を打ったのが、まさかのギャビン(シーツ)だよ。たぶん今日の打線の中で、誰もが一番『セールから一発打つとは思ってなかった選手』だと思う。全員の力が必要だということを象徴している」
マチャドにとって、イグレシアスはこれまで7打数0安打4三振と苦手にしていた相手。しかし、この日は低めのスライダーを左翼スタンドへ運び、初安打が貴重な決勝弾となった。直前のスライダーは空振りしていたが、「次は少し甘く入ってきた」と振り返る。
「一つ前の球は空振りして変なスイングになったけど、次も同じ球で、少しだけ甘かった。ちょうど狙っていたゾーンに来たので、しっかりとスイングできた」
マチャドは連敗前に14試合連続安打を記録していたが、連敗中は24打数2安打と不振に陥っていた。
「彼自身も、最近は『野球に挑まれてる』感じだって言ってたよ」とマイク・シルト監督。「でも、彼は常に前向きな姿勢で、しっかりと準備していた。九回の打席では、マチャドらしさを見せてくれた」
六回表には、1死三塁でマチャドが打席に立つチャンスもあったが、三塁へのゴロでフェルナンド・タティスJr.が本塁でアウトとなり、リードを奪うには至らなかった。
「セールはあの場面では何も打たせてくれなかった。しかも、ライリー(三塁手)の守備も素晴らしかった」とマチャドは述べた。
一方、パドレスの先発ニック・ピベッタは、初回にロナルド・アクーニャJr.に先頭打者本塁打を浴びたものの、その後は6回4安打1失点、4四球、7三振の好投。防御率は2.72に上昇した。
「敵地で九回に決勝本塁打というのは、チームのムードを変える起爆剤になる」とシルト監督は期待を込める。
「何かを変えたい時、時には運も必要だが、それを引き寄せるのもまたチームの力。この勝利が再浮上のきっかけになると信じている」