メジャー昇格も車の鍵を紛失し、ピンチに陥った選手は!?

May 25th, 2025

24日(土)、マイナーリーグの3Aでダブルヘッダーを戦っていたマルセロ・メイヤーに、「メジャー昇格」という夢の知らせが届いた。

ボストン・レッドソックスのプロスペクト2位(MLB全体8位)にランクする22歳はオリオールズとのダブルヘッダー第2試合目で、ついにメジャーの舞台に立つことになった。

だが、出発まで一筋縄ではいかなかった。

メイヤーは3週間前に車の鍵を紛失したため、フェンウェイ・パークへ向かう手段がなかった。

「3週間くらい前に無くしたんだけど、必要になるまで探さなくていいかなと思って放置してたんだ」と、メイヤーは大舞台のクラブハウスで苦笑交じりに語った。

荷物をまとめて、早くフェンウエイに行くように促されたものの、車の鍵がない。3Aのチームメイトや監督もダブルヘッダーの試合があるため、送るのは難しい。

焦るメイヤーを救ったのはウースターのクラブハウス係だった。

通常なら1時間弱で到着する道のりだが、ボストン名物の渋滞にもつかまり、途中から車はなかなか動かず。しかしオリオールズとの1試合目(6−5でレッドソックスの勝利)が延長十回までもつれこんだため、次の試合は30分ほど遅延になった。1試合目と2試合目の観客の入れ替えで時間がかかり、球場近辺は車も人も大渋滞だったため、球場近辺の混雑に慣れていないメイヤーが運転していたら、車の中で一人で焦ったりパニックになっていたかもしれない。

「渋滞していたけれど、僕はずっと携帯をチェックしていたので、あまり気づかなかった。友人、コーチからの「昇格おめでとう」のテキストに返信していたんだ。クラブハウスにいるチームメイトの方が僕がちゃんと到着できるかそわそわして、『警察の護衛が必要だ』って冗談を言っていたらしいよ」と笑う。

無事に到着し、歴史あるフェンウェイでデビューしたが「とても不思議な感覚だった。感情が一気にこみ上げてきた。自分と家族がこの瞬間のためにずっと努力してきたから、本当に特別な時間だった」

ちなみにメイヤーの車はいまだウースターのポーラーパーク駐車場に停められたまま。レッドソックスは来週からミルウォーキーとアトランタへの遠征が控えており、当面戻ることはなさそうだ。

「ここにいられて本当にうれしいし、ここまで応援してくた皆に心から感謝している」