【アストロズ0-4マリナーズ】ヒューストン/ダイキンパーク、9月19日(日本時間20日)
シーズン戦績が84勝69敗、直接対決も5勝5敗。2001年以来の地区優勝を目指すマリナーズと直近9年で8度目の地区優勝を目指すアストロズによるシーズン最後の直接対決は、まさに天王山だ。
大一番に相応しく、初戦はマリナーズがウー、アストロズがハンター・ブラウンの両エースが先発した。初回、ブラウンはストライク先行の投球で2死としたものの、3番ロドリゲスに対して2ボールとボールが先行。3球目のシンカーもインコースに外れたが、ロドリゲスはこれを完ぺきに捉え、レフトスタンドへ先制の31号ソロを放った。
ロドリゲスの先制弾以降は両先発が本領を発揮し、試合は膠着状態。流れを引き寄せたのはマリナーズの好守だった。
三回、1死からセンターのロドリゲスが左中間の大飛球をジャンピングキャッチすると、2死から三塁手のスアレスが当たり損ねのゴロを素手で鮮やかに処理した。
直後の四回、好守を見せたばかりのスアレスが巧みにナックルカーブを捉え、47号ソロ。難攻不落のブラウンから待望の追加点をもたらした。
2-0とリードしたマリナーズは、無失点の好投を続けていたウーにアクシデントが発生。六回の投球練習でウーは胸筋の張りを訴え、わずか67球限りで降板した。
マリナーズは予想外の早い継投を迫られたものの、リリーフ投手陣が圧巻のパフォーマンス。2番手エデュアルド・バザードが2回パーフェクトの好救援でつなぎ、マット・ブラッシュとアンドレス・ムニョスの剛腕コンビが締めくくった。七回、八回にはビクター・ロブレスとネイラーがそれぞれソロを放って4-0と突き放し、アストロズに完勝した。
勝利したマリナーズはアストロズに1ゲーム差を付けて単独首位に浮上。さらにアストロズとの直接対決の戦績で6勝5敗と勝ち越した。あす20日(日本時間21日)に勝利すれば、アストロズに対してタイブレーカー(レギュラーシーズンの勝率で並んだ場合、直接対決で勝ち越したチームが上位とする権利)を持つことが確定し、地区優勝に大きく近づくだろう。あすの第2戦もエース級同士の対戦。マリナーズは前回登板で14三振を奪ったジョージ・カービーを送り込み、アストロズは後半戦不調のフランバー・バルデスに負けられない一戦を託す。
なお負傷降板したウーについて「軽度の胸筋の張り」と試合後にダン・ウィルソン監督が説明した。ウーは五回まで調子が良かったものの、イニング中に張りを覚えたという。あすMRI検査を受ける予定と伝えられている。