マリナーズが三塁手スアレスとの再契約に興味

2:52 AM UTC

2021-22シーズンまでシアトルでプレーしていたエウヘニオ・スアレスにとって、今夏のマリナーズ復帰は必ずしも大成功とは言えなかった。チームはア・リーグ優勝まであと1勝まで迫ったものの、スアレスは7月末のトレードで加入以降、53試合で打率.189、OPS.683と不振だった。

それでも、スアレスはマリナーズファンから人気が高く、今季もトレードされる前はダイヤモンドバックスで106試合に出場し36本塁打を放つなど実力は確かだ。マリナーズのジャスティン・ホランダーGMは21日(日本時間22日)、MLBネットワークラジオで、マリナーズがスアレスと再契約する可能性があると語った。

「確かにチャンスはある。ジーノ(スアレスの愛称)の代理人とは連絡を取り合っている。ジーノのことは大好きだ。彼はフィールド上での活躍だけでなく、49本のホームランや勝負強い一打といった目に見えるものだけでなく、フィールド外でも、安定した存在感や素晴らしいチームワークなど、多くのものをもたらしてくれる。彼が毎日クラブハウスにもたらすものを真似するのは本当に難しい。だから、冬の間ずっとジーノの担当者と連絡を取り合ってきた」

現時点でマリナーズの三塁手は、若手のベン・ウィリアムソンか、MLBパイプラインのランキングにで球団1位の有望株、コルト・エマーソンのどちらかが務めることになりそうだ。三塁守備に衰えが見られるスアレスは、仮に復帰すればDHを任される可能性もあるだろう。

スアレスにはレッドソックスも興味を示していると報じられている。レッドソックスは22日(同23日)にカージナルスから一塁手ウィルソン・コントレラスを獲得したばかりだが、引き続き打線の強化を目指している。