32歳のポランコは今季マリナーズで復活を遂げ、2001年以来24年ぶりとなる地区優勝に貢献。昨年1月にツインズからトレードで加入し、移籍2年目の今季は138試合に出場して打率.265、26本塁打、78打点、OPS.821と自慢の打撃力を取り戻した。メジャー12年間で通算1088試合に出場し、1063安打、154本塁打、OPS.772を記録している。
守備力は平均を下回るものの、ポランコが残している打撃成績を考えれば、守備力も許容できるレベル。また、近年はハムストリング(太もも裏)や膝のケガに悩まされ続けてきたため、今季はDHとしての出場も多かった。主に二遊間を守ってきたが、三塁手としての出場経験もあり、マリナーズとしては二塁に若手のコール・ヤングらが台頭してきた場合、ポランコを有望株コルト・エマーソンがメジャーに昇格してくるまでの「つなぎの三塁手」として起用することも可能だろう。
「シアトル・タイムズ」の報道によると、マリナーズは強打の三塁手エウヘニオ・スアレスと再契約を結ぶ可能性も排除していないという。今季はワールドシリーズ初出場まであと1勝に迫り、球団史上最高のシーズンの1つとなったが、今季の主力選手をそのままキープし、来季再び悲願のワールドシリーズ出場に挑戦したいと考えているようだ。