主砲爆発で一挙5得点、ALCS第5戦を逆転勝利

球団初のワールドシリーズまであと1勝

October 18th, 2025

マリナーズ6-2ブルージェイズ】シアトル/T-モバイルパーク、10月17日(日本時間18日)

シアトル中が揺れた。1-2のビハインドで迎えた八回、ホームでの3連敗がよぎる中で、マリナーズの主砲たちが火を吹いた。

先頭のカル・ローリーは、この回から登板したブルージェイズの3番手リトルから同点のソロを放った。高々と上がった打球は、レフトスタンドへと吸い込まれた。

後続から3四死球で無死満塁とすると、エウヘニオ・スアレスがライトスタンドへ勝ち越しの満塁弾。二回にも先制のソロを放った大砲の一発で、シアトルのファンは狂喜の渦に包まれた。

ア・リーグ優勝決定シリーズで2連勝と最高のスタートを切りながら、本拠地で連敗を喫し、2勝2敗に追いつかれていたマリナーズ。本拠地でようやく白星を手にし、王手をかけて敵地トロントへ向かう。移動日を挟み、第6戦は10月19日(日本時間20日)に行われる。

打線は、ブルージェイズ先発のゴーズマンが5回2/3を投げ、3安打、4三振と苦しめられたが、投手陣が踏ん張り逆転へとつなげた。先発のブライス・ミラーは4回、4安打、1失点で試合を作り、胸筋の負傷から復帰登板となったエース右腕のブライアン・ウーも2回、2安打、2四死球、1失点と一時、勝ち越しを許したが、力投した。

最後は、アンドレス・ムニョスが3人で締め見事逆転勝利。球団史上初のワールドシリーズへ、あと1勝だ。