【独自取材】マーリンズのマカラー監督「勝率5割を目標に最後まで全力で」

August 31st, 2025

ナ・リーグ東地区3位と健闘するマーリンズ。シーズン序盤から粘り強いプレーを続け、8月3日には勝率5割へ戻すなど、昨季100敗の屈辱を晴らす戦いを続けている。

スタメンの平均年齢が26歳前後の若手主体のチームで、開幕前は「若すぎる」「戦えるチームではない」などと低評価だったが、下馬評を覆し、ここまでシリーズ勝ち越しは16度、ヤンキース、ジャイアンツなどを相手に4度のスイープを収めるなど、大健闘している。

今季の戦いぶりを見ると、チーム防御率は4.70で昨季(4.73)とさほど変わっていない。しかし、打撃と守備が向上している。

打撃では、打率、OBP(出塁率)、OPSのすべての指標で昨季を上回る。「OBPが上がっているのが大きい」とクレイトン・マカラー監督。さらに昨季、MLBワーストの117(1試合あたり0.72)だった失策数が、今季は136試合で67個(1試合あたり0.49)でMLBで13位と良化した。

春季キャンプから守備練習に重点を置いてきた成果が確実に数字に表れている。

今季から指揮を執るマカラー監督は、「勝ち続けるために本当に重要なのは投手陣と守備だと思っている。普通のプレーを確実にこなすのはもちろんだが、遊撃のロペスや二塁のエドワーズら、難しい打球をさばけるアスリート的な選手もそろっている。打撃は調子に波があるが、守備は毎日安定して発揮できる。守備を固めれば、必ず勝つチャンスがある」と説明する。

二塁手のゼイビアー・エドワーズも「試合前の準備や守備練習にとても力を入れている。チーム全員が守備に誇りを持っている。守備をしっかりすれば、投手の球数を減らせるし、イニングを短くできる。チーム全体がその意識で戦っている」と胸を張る。

シーズン後半に入り、ワイルドカード争いには少し難しい位置にいるが、チームの士気は落ちていない。

エドワーズは「去年は早い段階でシーズンから脱落した感覚だったが、今季、姿勢も意識も全然違う。投手陣も毎日しっかり投げているし、僕たちがやりたい野球が形になってきている。守備でも基本を徹底して、小さなことを一つひとつ正しくやれている。それが結果に出ていると思う」と話す。

対戦相手に関わらず、選手たちは最後まで諦めず、最後のアウトまで全力で戦っている。1勝1敗で迎えたメッツとの第3戦では、六回に同点に追いつかれたものの、七回に勝ち越し、九回にダメ押しの得点を加え、11-8で勝利をもぎ取った。

「僕らはリーグで一番か二番目に若いチームだと思う。他のチームは僕らを軽視したり、勝てると思ってかかってくるけど、実際は痛い目を見ることが多い。僕たちはスピード感のある野球を全力でプレーしている。全員がチームのために戦っている。一丸で挑んだら、簡単には負けない。若さはアドバンテージなんだ」とエドワーズ。

チームの目標は勝率5割でシーズンを終えることだ。「うちの選手たちは“ハングリー”で、競争心も強いからね」と指揮官は期待をかける。

若さと勢いを武器に、快進撃がどこまで続くのか注目だ。