シャーザー、勝負を分けた大谷への失投を悔やむ

August 9th, 2025

ドジャース5-1ブルージェイズ】ロサンゼルス/ドジャースタジアム、8月8日(日本時間9日)

ブルージェイズの先発マックス・シャーザーは試合後も自らへの怒りが収まらない様子だった。

初回、大谷翔平に外角カーブをセンター前に、続くムーキー・ベッツにも直球をセンター前に運ばれ、連打を浴び、無死一・二塁のピンチを招くが、後続打者を打ち取り、無失点で切り抜けた。

「ドジャースは素晴らしいチーム。どの打者も強打者で、どの打順でも警戒しなければならない。初回は特に重要な場面が多かったが、何とか三振を取ってしのいだ」とまくし立てるように話した。

ドジャース打線に捕まったのは五回。2死から大谷に甘く入ったスライダーをセンターオーバーの2塁打にされると、次打者のベッツに2ランを浴び、2失点を喫した。

「大谷に対してはもう少し低めを狙っていたので、失投だ。ムーキーに対しては真ん中に入りすぎたのか、それとも狙った所に投げられていなかったのか。低め外角に行ったと思ったが、明らかにそうではなかった。代償を払った」と唇を噛んだ。

結果的にベッツの一打が決勝点になった。

古巣ドジャース、そして大谷、ベッツ、フリーマンとMVPトリオの強力打線との対戦に、「こういうヒリヒリする試合は大好きだ。ロースコアになると思っていた。相手から点を取るのは難しいし、自分も一球一球に集中しないといけない。今日は残念ながら思うように攻略できなかった。ドジャース打線は少しのミスも見逃してくれないね」と振り返る。

互いにサイ・ヤング賞投手、そして3000奪三振投手のクレイトン・カーショウとの投げ合いは試合前から大きな話題を集めた。
「(カーショウとの投げ合いで気合いが入ったかというと)そうとも言えるし、そうでもないとも言える。あくまでドジャース打線を抑えることを意識していた。相手は強力だから、全ての打者に全力で向かわないといけない。カーショウだから特別というより、その打線全体が相手だからこそ全力で臨んだ、という感じだ」

悔しい負けになったが、明るい兆しもある。

ここ数年、親指に違和感があり、今季も春先に負傷者リスト(IL)入りするなど不本意なシーズンを送っていた。

「手と親指の状態がすごく良かった。今季ここまでで一番強く握れていた。やっと突破口を見つけた感じ。3年悩まされた親指の問題から、やっと抜け出しつつある」と前向きに締めくくった。