シャーザー、42歳の誕生日に古巣凱旋に大歓声 粘投も三回途中降板

July 28th, 2026

ブルージェイズ3−2ナショナルズ】ワシントンDC/ナショナルズパーク 7月27日(日本時間28日)

42歳の誕生日を迎えたマックス・シャーザーが、思い出の地で復帰登板を果たした。

ブルージェイズの右腕シャーザーは27日(日本時間28日)、古巣ナショナルズとのシリーズ初戦に先発。三回途中まで75球を投げ、4安打3四球、4三振で1失点。苦しい投球が続きながらも要所を締め、大崩れすることなく試合を作った。

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「多少、錆びついている部分があることは分かっていた」と、ナショナルズパークで通算100度目の先発登板を終えたシャーザーは振り返った。

「ILから戻ってきて、まだ十分な登板数をこなしていないから。これから毎登板、少しずつ良くなり、実行力も高まっていくはずだ。それができれば、まだ最高レベルで誰とでも競えると信じている。後半戦が楽しみだ」

今季2度目となる負傷者リスト(IL)からの復帰登板。前回の復帰戦よりは改善したものの、かつてサイ・ヤング賞を3度受賞した右腕にとっては、まだ本来の姿には届かない内容だった。

しかし、シュナイダー監督は強い打球を許さなかった点を収穫として挙げた。二回にルイス・ガルシアJr.の適時二塁打を浴びたものの、それ以外で痛打はほとんどなかった。

「よく戦っていたと思う。相手にファウルで粘られる場面もあったし、四球は彼らしくなかった。でも、ガルシアの1本以外に強い打球はなかった。持てる力をすべて出してくれた」

「これまでの経緯もあるから『100%大丈夫』とは断言できないけれど、良い状態だ」と次回の登板についてそう手応えを口にした。

「今回の登板からもしっかり回復して、このままイニング数を伸ばしながら先発としての登板ペースを上げていけたらと思っている」

ア・リーグ東地区最下位(49勝58敗)に沈み、トレード期限に向けて「売り手」に回るのではないかという周囲の噂について問われると、シャーザーは意に介さない姿勢を強調した。

「見ての通り、これが今の僕たちの現実だ。この位置にいるのは悔しくてたまらないが、僕たちはプロだ。やるべき仕事がある・グラウンドに出て、毎日勝利のために全力を尽くす。それだけさ。クラブハウスの全員がそういう精神で戦っているし、外の雑音は気にしないようにしている」

復帰したシャーザーをブルージェイズ打線が援護。ルイス・ウリアスの本塁打、アーニー・クレメントがタイムリー二塁打、マイルズ・ストローもタイムリーを記録。救援陣ではメイソン・フラハーティとスペンサー・マイルズがそれぞれ1回1/3、さらにタイラー・ロジャースとジェフ・ホフマンも1回を無失点で繋ぐと、九回はルイス・バーランドが走者2人を背負いながら踏ん張り、今季22セーブ目を挙げた。

この日はシャーザーにとって特別な一日だった。

2015年から2021年まで本拠地として戦ったナショナルズパークのマウンドに立つと、約30秒間にわたるスタンディングオベーションが送られた。

初回には無死満塁のピンチを迎えたが、ディラン・クルーズを三振に仕留め、続くデイレン・ライルをゴロに打ち取って無失点で切り抜けた。しかし二回にはルイス・ガルシアJr.にタイムリー二塁打を許し、1点を献上。それでもホセ・テナの打球を自ら処理して後続を断ち、追加点は許さなかった。三回には1人の走者を残して降板。最後はライルに12球粘られたものの、三振に仕留めた。マウンドを降りるシャーザーに、再びナショナルズパークのファンから温かい拍手が送られた。

かつてワシントンで球団を世界一へ導いたエース。42歳となった今も、その名前が持つ特別な存在感は変わらない。