【フィリーズ7−8xカブス】シカゴ/リグレーフィールド、4月23日(日本時間24日)
ナイター明けのデーゲーム。メジャー屈指の好投手を相手に、珍しい4連戦でのスイープを狙った。
カブスは度重なるリードの喪失を含め、あらゆる困難を乗り越えた。延長10回、サヨナラ勝利。メジャー最長となる9連勝を記録した一方で、フィリーズは9連敗となった。
延長10回、ダンスビー・スワンソン(32)が満塁からサヨナラ安打を放ち、カブスに劇的な勝利をもたらした。
カブスは晴天に恵まれ、詰めかけた3万1057人のファンを大いに沸かせた。2025年のナ・リーグ、サイ・ヤング賞投票2位に入ったフィリーズのエース、クリストファー・サンチェス(29)に対し、四回までに11安打を浴びせ、5得点を奪った。
最大のハイライトは三回、マイケル・ブッシュ(28)が放った3ランだった。サンチェスは今季、左打者に対し打率.167、0PS.385と完璧に抑えていた。しかし、打線で唯一の左打者、ブッシュがその隙を突き、中堅へ飛距離421フィート(約128.3メートル)の一発を放った。サンチェスが今季、左打者に本塁打を許したのは初めてだった。
前日22日(同23日)まで今季の本塁打がなかったブッシュにとって、2試合連続のアーチ。六回にも内野ゴロの間にさらに1打点を挙げた。
イアン・ハップ(31)も、左翼の場外へソロを放った。四回にカブスに貴重な追加点をもたらした。
カブス先発のエドワード・カブレラ(28)は、7イニングを投げてフィリーズを自責点3に抑えた。しかし、フィリーズは七回に反撃を開始。ブランドン・マーシュ(28)がこの日2本目となる本塁打を放ち、アレックス・ブレグマン(32)の悪送球も重なって2点を奪った。その後、フィリーズは八回、代打のエドムンド・ソーサ(30)の適時打で同点に追いついた。
八回に鈴木誠也(31)が3試合連続本塁打とんる勝ち越しの3号ソロを放ったが、九回にアドリス・ガルシア(33)がソロを放ち、フィリーズが再び追いついた。
ブッシュは守備でも貢献した。四回終了時にはブライソン・ストット(28)の鋭いゴロをダイビングキャッチ。五回には、ニコ・ホーナー(28)のジャンプスローを捕球する難しいプレーも成功させた。
開幕当初は打撃で苦しんでいたが、カブスは一塁守備においてブッシュを信頼できる存在だと認識していた。
「私の考えでは、一塁手としての評価は非常に過小評価されている」と、カブスのライアン・フラハティ・ベンチコーチ(39)は23日(同24日)の試合前に語った。「私たちは常に守備について話している。他の6、7人の名前が挙がる。だが、ブッシュはこの3年間、一塁で安定した守備を続け、難しい送球や打球を処理してきた。当然のことと思われがちだが、守備で多大な価値をもたらしている」と評価を語った。
2試合前の時点で、ブッシュはOAA(平均的な野手よりどれだけ多くのアウトを奪ったかを示す指標)において、ナ・リーグの一塁手でトップタイとなる2を記録していた。
カブス(16勝9敗)の連勝は、14日(同15日)にフィラデルフィアで行われたフィリーズ戦から始まった。チームはナ・リーグ西地区で首位に並ぶドジャースとパドレスとの遠征に向け、西海岸へ向かう。