土曜の試合で、ロイヤルズのマイケル・ワカが七回途中までノーヒット投球を披露。昨年ア・リーグのサイ・ヤング賞を受賞したタリク・スクーバルとの投げ合いを制し、タイガースに1-0で勝利した。
スクーバルもまた圧巻の内容で七回を2安打無失点に抑えたものの、接戦を制したのはホームチームだった。
ワカは7回を投げ、1安打無失点の快投を見せたが、勝利投手にはなれず。それでもチームメジャー最高勝率(38勝21敗)を誇るタイガースのエースから奪った白星の価値は大きい。
「今日の(相手の)先発が誰かは分かっていた。スクーバルについてあれこれ語りたくはないけど、誰もがどれだけすごい投手かは知っているだろう」と語ったのはDHのヴィニー・パスカンティーノ。「昨年のサイ・ヤング賞と三冠投手。本当に素晴らしい投手だからこそ、勝てたのは大きい。」
そのパスカンティーノは八回、反対方向への適時打で決勝点をマーク。先頭のニック・ロフティンが二塁打で作ったチャンスにしっかりと応え、「得点圏で打つことができていない」と語った前日の反省を、すぐに返して見せた。
「今日の彼(ワカ)の投球は、本当に素晴らしかった」とパスカンティーノは語る。
ワカは6回1/3まで無安打に抑えていたが、コルト・キースにヒットを許しノーヒットへの挑戦は終わったものの、結局これが唯一の被安打となった。
「まさに『投球術』を見せつけられたよ」とタイガース指揮官A.J.ヒンチも脱帽。「タイミングを外し、ボールを動かし、同じ球を二度投げない。カウントを取って、打者を追い込み、ボール球に手を出させる。今日はまったく打つ手がなかった」。
ワカは1四球、6三振でキャリアで4番目に長いノーヒット投球となった。(最長は2013年、カージナルス時代の8回1/3)ちなみに本人は「常に次の1球に集中する」という心構えで臨んでいたとしつつ、実際には初回から意識していたと笑って振り返った。
初安打を許した94球目まで、監督マット・クアトラーロはノーヒットが続く限り、投げさせるつもりでいたと語った。とはいえ、気温29℃の暑さで九回を投げさせたかどうかは微妙だろう。結果的にはジョン・シュライバー(勝利投手)とカルロス・エステベス(今季16セーブ目)が継投し、逃げ切りに成功した。
「高めにも低めにも制球がうまくいっていた。変化球のキレも良かったし、初回から思い通りのピッチングができたよ」と、ワカは自身の投球の手応えを語った。
特にチェンジアップは19球を投げ、6度の空振りを奪い、本人も納得の仕上がり。ほとんどが弱い打球だった。「(ワカにとって)これまで見た中でも最高クラスの投球だった」とクアトラーロ監督は称賛した。
守備陣も好プレーで援護した。七回、キースの安打直後には、ニック・ロフティンが左翼でダイビングキャッチを披露。
「ワカがあれだけのピッチングをしている時に、自分たちが守備で支えることができれば、チーム全体が奮い立つ。彼が僕らを支えてくれるように、僕らも彼を支えたい」と語った。
