MLB、ピッチコム(PitchCom)との契約を6年間延長

November 19th, 2025

メジャーリーグベースボール(MLB)は19日(日本時間20日)、PitchCom(以下、ピッチコム)とのリーグ全体でのパートナーシップ契約を6年間延長したと発表した。これにより、特許を取得して数々の賞を受けてきたサイン伝達システムは、MLB全30球団とマイナー3Aの全提携球団に対し、2031年シーズンまで提供される。

ピッチコムシステムは2022年にMLBの公式戦で初導入されて以降、試合のテンポ改善に向けた取り組みの中で欠かせない存在となっている。2023年以降はルール改革の象徴であるピッチクロックと連動し、試合展開をよりスピーディーにし、アクションを増やし、観戦時の見た目の良さにも貢献してきた。特に若いファンや家族連れにとって恩恵が大きく、球場でも自宅でも試合終盤まで観戦しやすくなった。

ピッチクロック導入3年目の2025年も、テンポのいい試合が続き、試合時間はさらに短くなった。2025年シーズンのMLB全体の平均試合時間は2時間38分となり、3年連続で2時間40分以下を記録。これは1983〜85年以来、40年ぶりだった。また、2025年に3時間30分以上かかった9イニング試合はわずか3試合で、2021年の391試合から大幅に減少した。

MLBのロブ・マンフレッド・コミッショナーは「ピッチコムは短期間で広く受け入れられたオンフィールドテクノロジーの好例であり、製品力の高さを示しています。サイン盗みの防止と試合テンポの改善という両面から、ピッチコムはファンにより良い観戦体験を提供する大きな助けとなっています」と述べた。