ハーパーが投手、デグロムは遊撃!MLBスターがチャリティソフトボール大会に参加

レンジャーズのバーガー、ダウン症などの子どもと家族を支援する財団設立

November 18th, 2025

レンジャーズのジェイク・バーガーと妻アシュリンが主催した「The Lucky Classic(ラッキークラシック)」が、ナッシュビルで初開催された。球場には多くの観客が集まり、チャリティイベントながらメジャーリーガーたちが見せる普段とは違う一面に、終始大きな笑いと拍手が広がった。

この大会が生まれた背景には、ダウン症と先天性心疾患を持って生まれた夫妻のペネロペちゃんの存在がある。バーガーは「ペネロペは、すべての個性は価値があり、誰もが『見守られ、支えられ、祝福されるべき』存在だということを教えてくれた」と語る。

夫妻はダウン症や先天性心疾患を持つ子どもとその家族を支援することを目的に「バーガー・ファミリー財団」を設立。療育支援や家族向けの親睦会の提供をはじめ、多面的に家族支援の輪を広げる取り組みを展開している。今回のイベントもその一環として企画されたものだ。

大会にはバーガーのチームメイト、ジェイコブ・デグロムやコリー・シーガー、フィリーズのブライス・ハーパー、JT.リアルミュート、ロイヤルズのビニー・パスカンティーノ、アスレチックスのブレント・ルーカーなどMLBのスターが参加。選手たちは「Down syndrome is cool(ダウン症はかっこいい)」と書かれた帽子を被り、普段よりも一回り大きなソフトボールを追いかけ、時に空振りし、時に豪快に打ち抜いた。

ハーパーが投手、デグロムは遊撃、J.T.リアルミュートが一塁と、選手たちはいつもとは異なるポジションでのプレーする場面も。ハーパーはホームランを放ったほか、投手としてマウンドに上がり、また外野、二塁、三塁と次々ポジションを渡り歩く「3刀流」も披露し、会場を沸かせた。

ハーパーは「ジェイク(バーガー)たちが築いているコミュニティは特別だし、ペネロペのような子どもたちとその家族を支える活動に参加できるのは光栄」とコメント。

選手たちのスター性と遊び心が融合したその風景は、日頃の真剣勝負とは一味違う、温かく、親しみやすい「MLBの素顔」を感じさせるものだった。ファンとの交流やホームランダービーも行われ、球場全体が一つのコミュニティのようにまとまった。

イベント終了後、バーガーは「これはまだ始まり。ペネロペが私たちに教えてくれた価値を、もっと多くの家族と共有したい」と語った。競技を超えたつながりの力を体現するイベントとなった。