【11月17日】MLBトレード・FA情報:補強必須のフィリーズ外野陣に動きありか

最新のFA・トレード情報

November 17th, 2025

MLB.comでは注目のFAやトレードの情報を随時更新している。今回は、11月17日(日本時間18日)のもの。

フィリーズ、ベイダーの再契約に関心

来季のフィリーズ外野陣は、今季とはやや違った顔触れになりそうだが、見覚えのある選手が戻ってくる可能性もある。今年のトレード・デッドラインでツインズから獲得したハリソン・ベイダーは、シーズン終了後に1000万ドルの相互オプションを破棄してFAとなった。

しかし、ベイダーのフィラデルフィア復帰の可能性は、まだ閉じられていない。ラスベガスで行われた先週のGMミーティングにおいて、デーブ・ドンブロウスキー野球運営部長は、すでに球団がベイダー側へ興味を伝えていることを明かした。

「われわれが戻ってきてほしいと思っていることは、向こうも理解している。ただ彼らは、“市場に何があるか見たい”という意向も示していた。というのも、今季は久しぶりに彼にとってのベストシーズンだったと思うからだ」とドンブロウスキーは記者陣に語った。

フィリーズにとっての最優先事項は、DHのカイル・シュワーバーと捕手J.T.リアルミュートという、他のFA2人との再契約である。左腕レンジャー・スアレスもFAだが、こちらは再契約がより難しくなる可能性がある。

これら3人のビッグネームが注目される一方で、球団は外野の補強が必要であることも理解している。5年1億ドル契約の残り1年を残すニック・カステヤノスは、2026年にフィリーズへ戻る見込みは低く、そうなると、40人枠の外野手はブランドン・マーシュ、ヨハン・ロハス、ウェストン・ウィルソンの3人だけとなる。

球団のプロスペクト3位であるジャスティン・クロフォードが、来季開幕時点で外野3枠のいずれかに食い込む可能性が十分にあるが、フィラデルフィアの外野構成には、まだ解決すべき課題が多く残っている。

マーリンズのアルカンタラ&カブレラは「トレード市場で非常に人気」

サンディ・アルカンタラとエドワード・カブレラは、2025年トレード期限前にたびたび名前が挙がっていたが、マーリンズは両先発投手を保持する判断をした。それから数カ月が経った今、リーグ全体から両投手への関心がかなり高まっているようだ。

MLBネットワークのインサイダー、ジョン・ポール・モロシは17日、両投手はトレード市場で「非常に人気がある」と述べ、来月の今ごろまでに、この2人のどちらかを含むトレードが成立すると強く確信していると伝えた。

30歳のアルカンタラは、トミー・ジョン手術から復帰したシーズンで174回2/3を投げ、防御率5.36と苦しんだが、シーズン最後の12先発に限れば防御率3.13と改善した。2022年ナ・リーグサイ・ヤング賞の右腕は、来季年俸 1,730万ドル(約26.7億円)、2027年には2,100万ドル(約32.4億円)の球団オプションを持っている。

27歳のカブレラは、以前からローテーション上位を担う才能を持つと評価されていたものの、負傷と不安定な制球が足を引っ張ってきた。しかし今季は改善が見られ、キャリア通算13.3%だった四球率が8.3%まで低下。キャリア最多の137回2/3を投げ、8月下旬に右肘の捻挫で数週間離脱するまで防御率3.32、9イニングあたり9.8三振と安定した成績を残した。カブレラは2028年まで球団保有期間となっている。

ダイヤモンドバックスはマルテをトレードするのか?

ダイヤモンドバックスが先発投手の補強を進めるには、ある程度の対価を払う必要があるかもしれない。その一つとして、主力の一人、ケテル・マルテ(二塁手)を放出する可能性がある。

先週ラスベガスで行われたGMミーティングで、ダイヤモンドバックスGMのマイク・ヘイゼンは、他球団からマルテへの問い合わせが来ていることを認めた。ただし、トレードの可能性自体は小さいと強調した。

しかし、『The Athletic』(英語・購読記事)の最新報道によると、ダイアモンドバックスは「以前よりもマルテのトレードに対して柔軟な姿勢」を見せているとのこと。トレードによりチームの弱点を補強できるだけでなく、さらなる補強に向けてペイロール(チーム総年俸)の柔軟性が生まれると考えているためだ。17日には、同メディアのケン・ローゼンタールが「トレードの可能性は50-50」とまで述べ、「マルテが移籍しても全く驚かない」と付け加えた。

もう一つ重要なのが、マルテは来年4月に10-and-5の権利(MLB在籍10年以上&同一球団5年以上でノートレード権が付与)を取得する予定である点だ。今年、ダイヤモンドバックスと7年1億1650万ドルの延長契約を結んだばかりで、過去2年間のwRC+は140超、WAR(ファングラフス版)は合計10.9とリーグ屈指の二塁手であることを考えると、この契約は非常にお買い得だと言える。

マーリンズのネイラー再契約は一塁手市場にどう影響する?

今オフ最初の大物FAが決まった。FAランキング15位の一塁手ジョシュ・ネイラーが、5年契約でマリナーズに復帰すると、MLB.comのマーク・ファインサンドが16日に報じた。FAトップ30名の中で最初の合意となり、この契約は今オフの一塁手市場に影響を与える可能性がある。