コミッショナー、故ピート・ローズ氏の資格回復を決定

May 13th, 2025

メジャーリーグ機構のロバート・マンフレッド・コミッショナーは13日(火)、永久資格停止リストに掲載された人物が死去した場合、その処分を終了するという新たな方針を発表した。これはピート・ローズ氏の遺族による申し立てを受けて決定されたもので、メジャーリーグ機構がこの問題に正式に対応するのは初めてのこと。

マンフレッド氏はローズ氏の弁護士ジェフリー・レンコフに宛てた書簡の中で、「『永久資格剥奪』という文言を規則21条の目的と方針に照らし合わせ判断したところ、永久資格停止の目的は(1)競技の公正性を守るために脅威となる人物の関与を防ぐこと、(2)他者への抑止効果を持たせることの2点であり、対象者が死亡すると規則21条の目的は達成されるため処分の継続は不要であると判断した。したがってピート・ローズ氏は永久資格停止リストから除外されるものと結論づけられた」と述べた。

マンフレッド氏はさらにローズ氏への1989年の処分は当時のコミッショナーによる正式な裁定ではなく和解によるものである点にも触れ、「今回の方針が前任者の意図に沿うものである」とも説明した。さらに1936年当時、永久資格停止が殿堂入り資格に影響を与える明文化された規定はなかったため、ジョー・ジャクソンなどが実際に投票対象になっていたことも加え、今回の決定は、そうした歴史的事実とも矛盾しないことも説明している。

今回の方針は、過去および将来において死亡した永久資格停止者全員に適用され、ピート・ローズ氏を含め、17名に適用される。

野球殿堂のクラーク委員長は、永久資格停止リストから処分解除になった故人も今後殿堂入り候補として検討対象になるものの、自動的に殿堂入りを保証するものではなく、2027年12月に予定されているクラシック・ベースボール時代委員会で次回の候補選出を実施するとしている。

シンシナティ・レッズのオーナー、ボブ・カステリーニ氏はローズ氏の資格回復に対して感謝の意を表し、「ピートは野球史上最も偉大な選手の一人」と称えた。