【トレード】期限経過も移籍しなかった注目選手たち

12:40 AM UTC

米東部時間3日午後6時(日本時間4日午前7時)のトレード期限までに、タリク・スクーバル(ドジャース)、アドリー・ラッチマン(レッドソックス)、ルイス・アラエス(フィリーズ)、ロビー・レイ(パドレス)をはじめ、多くの大物選手が移籍した。

しかし、トレードのうわさが立ち大きな注目を集めた選手が、全員新天地へ移ったわけではない。

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ここでは、トレード期限を過ぎても所属球団に残った主な候補選手を紹介する。

CJ・エイブラムズ(遊撃手、ナショナルズ)

ナショナルズがエイブラムズへのオファーを聞く姿勢を示していると、ジ・アスレチックが7月25日に報じたことで、トレードのうわさが浮上。ヤンキース、レッドソックス、レイズ、ブルワーズが移籍先の候補とみられていた。しかし、まだ25歳で、球団保有権も2年以上残っているため、実際の可能性は当初からそれほど高くないと考えられていた。ジ・アスレチックは8月3日、球団がオファーについて、検討していなかったと報じている。一方、一塁手ルイス・ガルシアJr.をヤンキースへ、左腕フォスター・グリフィンをガーディアンズへトレードした。

ジェイコブ・デグロム(先発投手、レンジャーズ)
****コーリー・シーガー
(遊撃手、レンジャーズ)
****ネイサン・イオバルディ
(先発投手、レンジャーズ)
****マッケンジー・ゴア
(先発投手、レンジャーズ)
****ジェイコブ・ラッツ
(救援投手、レンジャーズ)

レンジャーズは3日、条件次第ではロースターにいる全選手について交渉に応じる姿勢だったとされているが、実際に放出したメジャー選手はジョシュ・スミスだけだった。デグロムにはトレード拒否権を放棄する意思があるか確認したと報じられたが、本人はチームに残りたい意向を球団に伝えた。イオバルディも全球団に対するトレード拒否権を持っている。また、ケガの多いシーガーには一部球団へのトレード拒否権があり、さらに2027年から2031年まで総額1億5500万ドル(約232億5,000万円)の契約が残っていることも、レンジャースが選手を放出する上での障壁となった。

エマーソン・ハンコック(先発投手、マリナーズ)
****ジョージ・カービー
(先発投手、マリナーズ)
****ランディ・アロザレーナ
(外野手、マリナーズ)

マリナーズは、豊富な先発投手陣を利用してほかのポジションを強化する方法を検討し、ハンコック(2030年まで球団保有権あり)とカービー(2028年まで同)へのオファーを聞いていた。しかし、1日(日本時間2日)にルイス・カスティーヨをホワイトソックスへ放出した後は、両投手を残留させた。ESPNのバスター・オルニー記者によると、「一部の選手を売却し、右打者への市場の需要を利用する」べきか検討する中で、外野手ランディ・アロザレーナへのオファーも聞いていたというが、アロザレーナは残り、テイラー・ウォードを獲得して外野陣を補強した。

メイソン・ミラー(救援投手、パドレス)

ここ数週間、スクーバルを除けば、ミラーほどトレード候補として注目を集めた選手はいなかったかもしれない。パドレスは一時期21勝35敗と苦しみ、シーズン成績が50勝53敗まで低下。剛速球を武器とする守護神を巡る憶測が広がった。しかし、パドレスは再び買い手としての立場を確立し、ミラーだけでなく、救援左腕エイドリアン・モレホン、先発右腕マイケル・キングも残留させ、ジャイアンツから左腕ロビー・レイ、タイガースからケーシー・マイズを獲得した。

ハンター・グリーン(先発投手、レッズ)

グリーンは先週、現実的なトレード候補として浮上した。関係者がMLB.comのマーク・フェインサンド記者に語ったところによると、1日の時点でもレッズはオファーを聞いており、移籍の可能性は「五分五分」とみられていた。しかし、グリーンは残留。実際、レッズは大きく動かず、期限当日にトレードしたのはナサニエル・ロウとケイレブ・ファーガソンのみだった。

ザック・ネト(遊撃手、エンゼルス)
****リード・デトマーズ
(先発投手、エンゼルス)

これまでよりも主力選手へのオファーを積極的に聞く姿勢を示していたエンゼルスは3日、遊撃手の有望株アルジュン・ニマラを中心とする交換要員を受け取り、先発右腕ホセ・ソリアーノをブルージェイズへトレードした。さらに、外野手ジョー・アデルをガーディアンズへ、救援右腕ライアン・ゼファージャンをカブスへ放出。ネトとデトマーズにもオファーが届いていたが、両選手は残留した。

ハンター・グッドマン(捕手、ロッキーズ)

グッドマンには強い関心が寄せられ、球団もトレードの可能性を完全に排除してはいなかった。しかし、関係者がMLB.comのマーク・フェインサンド記者に語ったところによると、ロッキーズは強打の捕手に「極めて高い」対価を求めていたという。

ジョージ・スプリンガー(DH、ブルージェイズ)
****シェーン・ビーバー
(先発投手、ブルージェイズ)

ブルージェイズは期限前に補強と放出の両方を行い、エンゼルスからホセ・ソリアーノ、レンジャーズからジョシュ・スミスを獲得。その一方で、今季終了後にFAとなるケビン・ゴースマンをカブスへ、ドールトン・バーショをアストロズへトレードした。さらに、2027年まで契約が残る救援右腕ジェフ・ホフマンをツインズへ放出したが、スプリンガーとビーバーはいずれも残留した。

トレバー・ロジャーズ(先発投手、オリオールズ)
****ジャクソン・ホリデイ
(二塁手、オリオールズ)

オリオールズは3日に大きく動き、今回のトレード期限を代表する大型取引の一つで、捕手アドリー・ラッチマンをレッドソックスへ放出。さらに、今季終了後にFAとなるテイラー・ウォードをマリナーズへトレードした。ウォードと同じく今季終了後にFAとなるロジャーズもトレード候補で、ホリデイについても他球団と話し合っていたと報じられていたが、両選手はともに残留した。

アレック・バールソン(一塁手、カージナルス)
****イバン・ヘレーラ
(捕手、カージナルス)

ESPNのジェフ・パッサン記者は先週、カージナルスでは新人遊撃手JJ・ウェザーホルトとオールスター選出の強打者ジョーダン・ウォーカーを除き、条件次第でロースターの「誰でも獲得可能」だと報じていた。実際に3日、先発右腕ダスティン・メイと救援左腕ジョジョ・ロメロをブルワーズへ、ラーズ・ヌートバーをダイヤモンドバックスへトレード。しかし、バールソン、ヘレーラ、守護神ライリー・オブライエンは残留した。

オットー・ロペス(遊撃手、マーリンズ)
****ザビエル・エドワーズ
(二塁手、マーリンズ)
****カイル・ストワーズ
(外野手、マーリンズ)

マーリンズは3日にいくつかのトレードを成立させ、リアム・ヒックス、ブラクストン・ギャレット、レイク・バチャーを放出した。しかし、期限前に他球団からのオファーを受けていたと報じられたロペス、エドワーズ、ストワーズの3人は残留した。

ライアン・ジェファーズ(捕手、ツインズ)

ジェファーズにはここ数週間、他球団から強い関心が寄せられていた。しかし、ツインズは最終的にトレード期限で買い手に回り、救援右腕ジェフ・ホフマン、救援左腕A.J.ミンター、先発右腕ディーン・クレーマーを獲得した。