ホワイトソックスと2年総額3400万ドル(約54億円)で入団した村上宗隆(25)が22日(日本時間23日)、ホームのシカゴ、レートフィールドで入団会見に臨んだ。会見と日本メディアへの対応は以下の通り。
(冒頭、村上のスピーチ)
「Hello. My name is Munetaka Murakami. White Sox Nation, you guys are in my heart.(ホワイトソックスファンのみなさん、あなたたちは僕の心にいます)」
(ホワイトソックスを掲げる)
「野球を始めてきょうに至るまでたくさんの方々に支えられ、今の自分があります。きょうこの日まで携わってくださったみなさま、何より両親に心から感謝しています」
「今はようやくスタートラインに立てた気持ちです。このレートフィールドでプレーできることに今ものすごく興奮しています」
「そして、ホワイトソックス球団関係者の皆さん、僕を評価していただき、このメジャーリーグでプレーするチャンスを与えてくれてありがとうございます」
「僕の目標は勝つことです。成長することです。挑み続けることです。どんな相手だろうと、立ち向かい、諦めません。この球団に最大限、貢献したいと思います」
「野球のおもしろさ、素晴らしさ、楽しさをこの球場で表していきたいと思っています。日本で応援してくださったファンのみなさま、距離は離れますが、これからも常に一緒に戦ってくれると信じています。今後ともよろしくお願いします。そして、もちろん日本のファンのみなさまも常に僕の心の中にいます」
「Let's get to work!(さあ、やるぞ!) Yes!」
<米メディア>
――多くの選択肢があり、ホワイトソックスを選んだ理由
「僕にすごく合っているなと思いましたし、何よりこれからのチームだと思うので、これからのチームにも、一員になることがすごく好きなので、それが決め手でした」
――大型契約ではなかったことは驚きか
「僕が勝負するにあたって(契約期間が)短くても、長くてもしっかり野球と向き合って成長することを目標にして、(米国に)こようと思っていたので、そこに驚きはなかったですし、まだまだ僕の人生は続くのでしっかりここでスタートして頑張っていきたいなと思っています」
――ホワイトソックスで勝てるということは、どのように説得された
「これから…。過去のことなので負けてきたという情報は知っていますけど、過去のことなので、これからどう勝つかというのは僕もチームの一員になりますし、僕たちで話し合って、僕たちで前を向いて勝ちに向かってストーリーを作り上げていければなと思っています」
――成功の自信はどれくらいあるか
「うーん。自信は、わかんないっす。けど、やり抜く自信はありますし、もし何か壁に当たったときにしっかりサポートしてくれる球団の方もいると思っていますし、自分もそれを乗り越える力はあると思っているので、その答えで言うと自信はあります」
――成功の基準となるような成績はあるか
「数字はあまり考えていなく、本当にその日の試合で結果を残すことに集中してやりたいと思っているので、それが続けられれば、成功だと思います」
――球団は世界トップのホームラン打者と評価している。自分ではどう思っているか
「そんな自己評価は高くないので、日本では日本人打者としては、一番シーズンで打った成績を残してきましたし、それは誇りに思っています」
――守備への自信は
「守備はそんなに自信はないんですけど、それを克服しながらしっかり努力して上達します。うまくなります! 頑張ります!」
<日本メディア>
――背番号5の理由
「日本で55番背負わせてもらったので、もちろん大好きな番号ですけど、新しい道を歩むというところで1つ減らして5番を選ばせてもらいました」
――決断の理由は
「スタートするにあたってこのチームが一番いいなと僕は思いましたし、これから勝てるチームになっていくと思うので、それは僕がヤクルトに入ったときもそうでしたし、高校に入ったときもそうでしたし、僕の人生のスタートのような気持ちになれたので選びました」
――この交渉期間で考えたことは
「いろいろ難しかったですね。いろいろな決断がありましたし、いろいろな葛藤がありましたけど、やれることはやりながらトレーニングも米国で3週間できていましたし、環境にも慣れながら場所は違いますけど、言葉とか日常生活は問題なくできていたのでそれも楽しみながらやっていました」
――代理人がワールドベースボールクラシック出場を明言。キャンプ中にチームを離れるが
「野球を一緒にやれば自然と溶け込めると思いますし、僕もWBCに出たいと思っているので、そこは問題なくいけるかなと思います」
――球団との話し合いはどのように
「もともとWBC(に出場する)前提で考えていましたし、それがあることは分かっていたのでそれは話していました」
――ユニホームは自分で似合うと思う
「今初めて着ました。これからもっと似合うように頑張りたいと思います」
