ホワイトソックスの村上宗隆(26)は18日(日本時間19日)のカブス戦で29号を放った。相手右腕が投じた92.5マイル(約148.9キロ)のフォーシームを捉え、左中間へ運んだ一発だった。今季29本の内訳を分析すると、メジャー1年目から本塁打を量産する村上の特徴が浮かび上がる。
【投手の左右別】
- 右投手:23本(79.3%)
- 左投手:6本(20.7%)
28号までの打数では右投手214打数、左投手103打数。本塁打頻度に換算すると、右投手には9.7打数に1本、左投手には17.2打数に1本となり、右投手に対する長打力が際立っている。
【球種別】
- フォーシーム:13本(44.8%)
- シンカー:4本(13.8%)
- チェンジアップ:4本(13.8%)
- スライダー:3本(10.3%)
- カーブ:2本(6.9%)
- カットボール:2本(6.9%)
- ナックルカーブ:1本(3.4%)
フォーシーム、シンカー、カットボールを速球系としてまとめると計19本で、全体の65.5%。スライダーやカーブなど曲がり球系の変化球は10本(34.5%)となる。特にフォーシームだけで13本を記録し、全本塁打の44.8%を占める。
【打球方向】
- 右翼方向(引っ張り):11本/37.9%
- 中堅方向:10本/34.5%
- 左翼方向(逆方向):8本/27.6%
中堅から左翼方向への本塁打は計18本で、全29本の62.1%を占めた。29号はリグレーフィールドの左中間スタンドの大型掲示板を直撃する一発だった。
数字から読み取れる特徴は、引っ張った打球だけに本塁打を依存していないこと。速球系から29本中19本を記録する一方、センターから逆方向にも長打を生み出している。フォーシームを中心としたMLB投手の速球を捉え、球場全体へ本塁打を放つパワーがある。
右太もも裏の負傷で5月末から41日間の離脱がありながら、162試合換算では37.6本ペース。ホワイトソックスの新人最多本塁打記録は、ホセ・アブレイユが2014年に記録した36本。現在のペースを維持すれば、村上は球団の新人記録を更新する。
