ホワイトソックスは11日(日本時間12日)、地元の小児がん支援団体「Cal’s Angels」、野球カードを販売する「Topps」、CIBCと協力し、小児がんの影響を受ける子どもたちを招いた「逆サイン会(リバースサイン会)」を開催した。
選手やコーチがサインをする通常のファンイベントとは立場を逆にし、主役の子どもたちが選手やコーチにサインを贈った。村上宗隆、ミゲル・バルガス、ランドール・グリチックなど多くの選手が参加し、子どもたちとの交流を楽しんだ。
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ホワイトソックスのユニフォームに身を包んだ子どもたちは拍手を受けながら会場入り。ネームボードが置かれたテーブルには、それぞれ自分自身を紹介するオリジナルのToppsのトレーディングカードが用意された。表面には野球選手のカードさながらに子どもの写真が掲載され、裏面には名前や病気との闘いの経緯、好きなことなどが紹介された。
普段は選手からサインをもらう側の子どもたちが、この日はメジャーリーガーを前にサインをする側に。選手たちが大きな体をかがめながら、優しく「サインをもらえますか?」と話しかけると、子どもたちは笑顔で「もちろん」「いいよ」と応じ、自分たちのカードにサインを入れ、選手たちに手渡した。
参加した子どもの一人、ギネビアさんにとっても特別な一日となった。自身の野球カードにサインを入れ、選手やコーチに手渡した。家族はイベント後、「きょうはギネビアにとって本当に特別な一日だった」と振り返り、「この素晴らしい子どもたちがサインをする側になり、子どもたちが輝き、MVPとして祝福される姿を見ることができた」と感謝をつづった。
今回のイベントには、子どもたちにスポットライトを当て、自信を持ってもらうとともに、病気と闘いながら日々見せている勇気や強さをたたえる意味が込められている。
ホワイトソックスは過去にもこのイベントを開催しているが、受け取ったカードをクラブハウスに飾った選手もおり、「クラブハウスでインタビューを受ける時に、子どもたちの写真もテレビに映るといいな」と話すなど、イベント後も子どもたちとのつながりを大切にする姿もある。
この日の主役は、グラウンドで戦う選手たちではなく、病気と闘う子どもたち。それぞれの思いと勇気が込められた一枚一枚のカードは、選手たちの心に届き、後半戦を戦う大きな力になったことだろう。