小笠原慎之介、2回1/3を無失点に抑える好リリーフ

前回登板で打ち込まれたブレーブス打線にリベンジ

September 23rd, 2025

ブレーブス11-5ナショナルズ】アトランタ/トゥルイストパーク、9月22日(日本時間23日)

ナショナルズの小笠原慎之介は敵地でのブレーブス戦に6点ビハインドの六回途中から6番手として登板。2死一、二塁のピンチを切り抜けると、試合の最後まで投げ抜き、2回1/3を1安打無失点と好投した(防御率6.94)。小笠原の好リリーフもむなしく、チームは5-11で大敗。すでに過去2年の91敗を上回っており、今季93敗目となった。

大敗したナショナルズは、先発のマッケンジー・ゴアが誤算だった。ナシム・ヌニェスの4号先頭打者アーチで先制したにもかかわらず、初回にロナルド・アクーニャJr.に19号同点ソロを被弾。二回にマイケル・ハリス2世のタイムリー二塁打で勝ち越しを許すると、三回には四球とヒットで無死一、二塁のピンチを招き、わずか2回0/3で降板した。

2番手のジャクソン・ラトレッジはブレーブス打線の勢いを止められず、無死満塁からの3連打で4失点。3番手のコナー・ピルキントンも2死満塁からアクーニャJr.に押し出し四球を与え、この回は一挙5失点となった。

四回にディラン・クルーズが10号ソロを放ち、五回にはアンドレス・チャパロの満塁走者一掃の一打で3点差まで追い上げたナショナルズだったが、5番手のPJ・ポーリンが六回に3失点。5-11と6点ビハインドになり、6番手の小笠原がマウンドに上がった。

小笠原は83.8マイル(約134.9キロ)のシンカーでキム・ハソンをショートへのファウルフライに打ち取り、2死一、二塁のピンチを脱出。七回は先頭のドレイク・ボールドウィンから低めのシンカーで空振り三振を奪い、続くマーセル・オズナにはヒットを許したものの、後続を打ち取って無失点で切り抜けた。

八回も続投し、ブレーブスの上位打線、1番ジュリクソン・プロファー、2番マット・オルソン、3番アクーニャJr.を11球で三者凡退に抑える好投。最終的には2回1/3(29球)を投げ、1安打無失点、1三振、無四球だった。

前回登板、3連投となった17日(同18日)のブレーブス戦では1回5安打3失点と打ち込まれたが、見事にリベンジ成功。レギュラーシーズンは残り5試合。メジャー1年目をいい形で終えることができるか、注目だ。