レギュラーシーズンは終盤に入り、ナ・リーグのポストシーズン争いが熱を帯びている。今回は上位6球団を対象に、直近30日間の勝敗、投打の成績を比較し、それぞれのチームが現在、どのようなに勝敗を積み重ねているのか分析した。
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ブルワーズ
投打の特徴:打撃がけん引
直近30日では18勝9敗、勝率.667。6球団の中で高い勝率を記録している。特に目を引く勝因が打撃力だ。180得点はリーグ1位、チーム打率.300もリーグ1位、OPS.834は2位。287安打を記録し、26盗塁も絡めながら得点を重ねている。チーム本塁打は33本と突出しているわけではないが、安打を積み重ねて走者を出し、得点につなげる攻撃が特徴だ。
防御率4.04、WHIP1.34。投手成績だけを見ると目立つ数字ではないものの、高い得点力によって好成績につなげている。
パドレス
投打の特徴:投手力を軸に安定した戦い
直近30日は16勝10敗。防御率3.43は6球団で2位、WHIP1.17と安定している。打撃ではOPS.750が3位。打率.257、本塁打31本、28盗塁と、得点を生み出す複数の要素を備えている。
チーム得点は123点で、ブルワーズやカブスには及ばない。一方で、安定した投手陣が、攻撃面で大量得点を必要としない試合展開にも対応している。
ドジャース
投打の特徴:投手力に対して打撃面が低調
17勝9敗で直近30日は大きく勝ち越している。チームを支えるのは投手陣だ。防御率3.51、WHIP1.16と安定している。一方、チーム打率.233、OPS.720。本塁打も25本にとどまっている。17勝9敗と結果を残している一方、打撃面の数字は6球団の中でも低く、「投高打低」と言える。
フィリーズ
投打の特徴:投手力が際立つ一方、得点力に課題
直近30日は16勝10敗。特に投手陣の数字が目立つ。防御率3.13は6球団トップで、WHIP1.13と安定している。
その一方でチーム得点は117点、OPS.701。本塁打も23本で、今回比較する6球団の中では最少となっている。安打数は460本あるだけに、走者を出した後にどのように得点へつなげるかが、大きな課題だ。
カブス
投打の特徴:圧倒的な長打力と不安定な投手陣
カブスは直近30日で12勝15敗と、6球団で唯一負け越している。ただし、打撃成績を見ると印象は大きく変わる。チーム得点は165点で2位、OPS.837は1位。本塁打は49本と6球団最多で長打力では突出した数字を残している。
一方、防御率4.32、WHIP1.34。攻撃面で高い数字を記録する一方、投手成績では失点を抑えきれていない。
ブレーブス
投打の特徴:投手力に対して伸び悩む得点力
直近30日は15勝13敗。防御率3.62と投手陣は一定の安定感を示す一方、打撃面では苦戦している。
チーム得点は105点でリーグ14位、OPS.688で13位。打率.249で、本塁打は26本となっている。投手陣が大きく崩れているわけではないだけに、得点力の低さが勝敗に大きく影響している。
直近30日の数字から見える、6球団の現在地
直近30日間のデータを並べると、6球団は、「打撃で押すチーム」と「投手力を軸に戦うチーム」に分かれている。ポストシーズンが近づき、残りのレギュラーシーズンでこの傾向が続くのか、それとも投打のバランスに変化が出るのか。勝敗だけでなく、こうした数字の変化にも注目したい。