フィリーズ第3戦、大谷翔平のバットからは快音は響かなかった。
先発の左腕サンチェスはシンカー、チェンジアップ、スライダーという変化球が武器で、過去4試合の対戦では、大谷は10打席3安打2打点、打率3割という数字を残している。昨年7月の対戦でも4打数3安打とめっぽう相性がいいが、今日は3打席連続空振り三振で完全に打ち取られた。
第1打席、大谷はサンチェスの初球の内角低め96マイル(154.5キロ)のシンカーを強振すると、2球目の真ん中低め、3球目のゾーン外のシンカーを見逃す。しかし再び内角ゾーン下のチェンジアップに反応し、バットは空を切った。
2打席、3打席目も同じような配球で2球で簡単にツーストライクに追い込まれた。外角の3、4球目はかろうじて見逃したが、5球目の内角を突かれると大谷は思わず反応した。
大谷の昨年のデータを見ると、シンカー、チェンジアップ、スライダーはむしろ得意にする一方、サンチェスが仕掛けてきた外角と内角低めは三振率、そしてバレル率も低い。フィリーズ左腕は「試合前にゲームプランを立てた」と話したように大谷対策はバッチリだった。
昨年の4月終盤、大谷のストライクゾーンが少し内側にずれ、ゾーン外の球も多く振る傾向にあった。今日のサンチェスへの打席を見ると、その癖が少し窺える。先頭打者で足もある大谷を出塁させないために、今後も各投手たちが対策を練ってくるはずだ。大谷がどんな対策をし、どう打ち崩していくかも注目していきたい。