救援の柱バティースタが15日間ILへ

ガーディアンズとの接戦制しスイープを阻止

July 24th, 2025

オリオールズ4-3ガーディアンズ】クリーブランド/プログレッシブ・フィールド、7月24日(日本時間25日)

負傷者が続出し、苦しいシーズンを送っているオリオールズ。ガーディアンズとの第3戦前に、ブルペンの柱であるフェリックス・バティースタが15日間の負傷者リスト(IL)入りしたことを発表した。前日の試合で登板準備の際に右肩に違和感を覚え、そのまま離脱となった。

そんな中で迎えた試合は、ブルペン陣の好投もあり勝利。初回にラモン・ローレアーノの2ランとラモン・ウリアスの適時打で3点を先制。三回に2点、五回に1点を失い追いつかれるも、七回にガナー・ヘンダーソンの適時打で勝ち越しに成功し4-3。そのまま逃げ切り、スイープを阻止した。

今季IL入りしたオリオールズの選手は、バティースタで実に26人目。23日にはザック・エフリンが復帰し、ILの人数は14人に減ったばかりだったが、これで再び15人に戻った。

「つらい状況だ。彼はわれわれのリーダーであり、勝利に貢献してくれる存在だ。重症でないことを祈っている」とトニー・マンソリーノ監督代行は語った。

バティースタは、2023年に61イニングを投げて防御率1.48という素晴らしいシーズンを終えた直後に肘の靱帯を部分断裂し、同年10月にトミー・ジョン手術を受けた。その影響で昨季は全休しており、今季から復帰していた。

ここまで34回2/3を投げて防御率2.60を記録。2023年の99.5マイル(約160キロ)から今季は97.2マイル(約156キロ)と、平均球速はやや落ちているものの、予測被打率(.158で上位1%未満)、空振り率(35.7%で上位3%)、奪三振率(35.2%で上位3%)とリーグ上位の成績を残しており、依然として素晴らしい投球を見せていた。

最後の登板は週末に行われたレイズ戦で今季19セーブ目を挙げた。マンソリーノ監督代行によると、バティースタは25日にMRI検査を受け、ケガの程度を確認する予定だという。

「今季の起用法には手応えを感じている。ただ、今年は他の選手たちのケガも含め、説明がつかないことが多いのも事実だ」とマンソリーノ監督代行は話す。

年俸100万ドル(約1億5000万円)とその実力を考えれば、お手頃なバティースタには、トレード市場で多くの球団が興味を示していたとされるが、今回のケガでその可能性も消えたと考えられる。そもそも、オリオールズとしては、来季以降の優勝争いに向けて中軸として捉えている選手であり、よほど魅力的なオファーがない以上、放出するつもりはなかった。

マンソリーノ監督代行は、当面はクローザーを固定せず、複数人で対応するとしているが、トレードの動向次第では、それも変わる可能性があると語った。この日の試合では、グレゴリー・ソトが九回に登板。タイガース時代に2度オールスターに選出されたベテラン左腕は今季初セーブとなった。

そんなソトと同じくらい、八回を任されたドミンゲスにも厚い信頼を置いているとマンソリーノ監督代行は語る。「ドミンゲスはブルペンで最も信頼できる投手だ。八回には相手の3、4、5番と対戦することになっていたからね」。

そのドミンゲスとソト、そしてアンドリュー・キットリッジの3人がクローザー候補だが、7月31日以降は全員が別のユニフォームを着ている可能性もある。

「トレードのことは自分ではどうにもできない。自分にできるのはマウンドで役割を果たすこと。それで球団がトレードを決断するなら、それを受け入れるだけだ」とソトは語った。

相次ぐ負傷者により、思うようなシーズンにはなっていないオリオールズ。トレードもあり、ますますこの先の戦いは読めないが、それでもシーズンは進んでいく。

「目標達成のためには、勝つしかない。選手たちはより大きな役割を担い、違った場面でも対応していく必要がある。今いる戦力を最大限に活用していく」とマンソリーノ監督代行は語った。