【ニューヨーク】木曜日の開幕戦で、ブルワーズの新しいユニフォームを着た元ヤンキースのネスター・コルテスはヤンキースタジアムの観衆から温かい拍手を受けながら選手紹介の列に加わった。しかし、土曜日の試合、ヤンキース打線は元チームメイトたちに対して手荒い歓迎をみせた。
ポール・ゴールドシュミット、コディ・ベリンジャー、アーロン・ジャッジは、ミルウォーキー先発のコルテスの最初の3球を連続でスタンドに運んだ。さらに2アウトの後、オースティン・ウェルズが左腕の4球目を左翼に運び、ヤンキース史上初の初回4本塁打を達成した。
ゴールドシュミット、ベリンジャー、ジャッジの3人は、ヤンキース史上初の初回連続本塁打トリオになった。
ヤンキースは今季2試合とも先頭打者が本塁打を放ち、木曜日にはウェルズも本塁打を放っているが、ウェルズもゴールドシュミットもこれがキャリア初の先頭打者本塁打になった。
ゴールドシュミットとベリンジャーの2人にとってはこれがヤンキースでの初本塁打となった。ジャッジの左翼への今季初本塁打はスタットキャスト予想468フィート(143m)をマーク。コルテスとケイレブ・ダービン内野手は、オフに右腕クローザー、デビン・ウィリアムズとの交換でミルウォーキーへトレード移籍している。
試合前ヤンキースのアーロン・ブーン監督は、コルテスについて「チームメイトはもちろんファンからも愛されている選手だ」と語った。
「今日の試合は彼に厳しいものにしたい。でもその後はいいシーズンを送ってほしいと思っているよ」
