週末に行われたレッドソックスのフェンウェイ・フェスト。会場では、ペイトン・トールの周りにいつの間にか人だかりができていた。ボストンで早くもファンのお気に入りになりつつある。
MLBパイプラインで球団有望株2位、全体28位に評価される23歳の左腕は、この日も次々と話題を提供した。そのひとつが、先発登板前にバナナを8本食べたというエピソードだ。
取材陣から登板日の定番の食事を聞かれると、トールはこう答えた。
「バナナをたくさん食べます。モンキー、足を攣らない」
ブルージェイズ時代の川崎宗則が語った有名なフレーズを引用し、会場を和ませた。
川崎が2014年のインタビューで明かした本数は3本だったが、トールはその上をいく。
「特に先発の日は、なかなか食事が喉を通らない。バナナだけは食べられるんだ。ある登板前には8本食べました。『よし、カリウムは十分だ。チェック』という感じだったよ」
この日は食べ物の話題が尽きなかった。
最近はトレードマークの口ひげもあって、街中でファンに声をかけられることが増えているというトールは、サムズクラブのホットドッグやピザについても楽しそうに語った。
「大量生産のワッフルを買いに行ったんだけど、1ドル50セントのホットドッグセットがあるんだよ。今月は何度か、家族でそこで夕食を取った。ピザを2切れ、4ミートピザ。それにブリスクのラズベリーティーもあって、満足度が高いよね」
もちろん野球の話もあった。
自身の速球に欠けている「伸び」を、トールは身振りを交えながら「プシュー!」と表現。
「(記者の皆さんは)これをどうやって記事に書くのか、考えないといけないですね。そのうち、擬音語だけで話す日が来るかもしれませんよ」と冗談混じりに笑顔を見せた。
