ピート・アロンソ即決「迷いなし」オリオールズの優勝青写真に全力コミット

December 13th, 2025

2025年シーズン終了時、フリーエージェント(FA)のピート・アロンソには多くの獲得候補があったが、主砲が選んだのはボルチモア・オリオールズだった。

アロンソは、オリオールズのマイク・エリアス編成本部長と初めて顔を合わせた時から、手応えのある雰囲気を感じていたという。代理人のスコット・ボラス氏も、オリオールズのオーナーであるデイビッド・ルーベンスタイン氏との会談後、球団がアロンソの実力をどれほど高く評価しているか、そして若く才能あふれるラインアップの中心として、どのような役割を期待されているのかを本人に伝えた。

アロンソは12日(日本時間13日)にオリオールズ本拠地での入団記者会見でこう語った。

「一番印象的だったのは、彼らがゲームをどう捉え、未来をどう描いているかという全体像だった。勝利への情熱や明確なビジョン、そしてそれを実現するために全力を尽くす姿勢が伝わってきたんだ。『君をどう生かし、どのように目標に到達するか。君はここでチャンピオンシップを勝ち取る大きな役割を担うことになる』と話してくれた」

アロンソはオリオールズの状況を気に入り、すぐに妻のヘイリーに連絡を取った。

「『ここが僕たちの居場所だ。アロンソ家にとっての場所だ』と妻にメッセージしたんだ。すると彼女は『いいね!がんばろう』って返してくれた」

アロンソはこう続ける。

「これまでいくつかの勝てるチームでプレーしてきたけど、勝つには才能が必要だし、若手も重要だ。ベテランとのバランスや、トップからの本気のコミットメントも欠かせない。僕には迷いは全くなかった。『そう、ここがそのチームだ。ここにいる人たちだ。ボルチモアだ』って感じだった」

そして今週、アロンソはオリオールズの新たな正一塁手として、5年総額1億5500万ドル(約240億円)で契約に合意した。

2025年に若いチームが足踏みする姿を見て、マイク・エリアス本部長はフリーエージェント市場で思い切った補強が必要だと感じていた。デイビッド・ルーベンスタイン球団オーナーもその考えに賛同し、ウインターミーティングではピート・アロンソ獲得に照準が定まった。

エリアス氏は「私たちが今できていることは、デイビッドをはじめとするオーナー陣の支えがあってこそだ。これから新しい時代が始まろうとしている。その中でピートとの契約は大きな意味を持つし、私たちが目指す方向性を象徴する存在でもある」と語った。

ルーベンスタイン氏は高校生だった頃、30代前半の強打者フランク・ロビンソンが加入し、1966年にオリオールズをワールドシリーズ制覇へ導いた瞬間を目にしている。当時の姿を、今回のアロンソに重ねている。

その評価についてアロンソは、「それは本当に身に余る言葉です。とても感謝しています」と語り、「ここでプレーするのが大好きだ。これまでカムデンヤーズでプレーするたびに、いつも楽しい気持ちになっていた。素晴らしい野球の雰囲気があり、本当に美しい球場だと思う。ここが僕たちの新しいホームになることを、とてもありがたく思っています」と笑顔で続けた。

オリオールズの新監督クレイグ・アルバーナスは、31歳のアロンソが大舞台での豊富な経験を持つことを高く評価し、今回の獲得を歓迎する。

「ニューヨークでのプレーやポストシーズンで揉まれた経験がある。それに加えて、毎日試合に出場し、チームのために常にグラウンドに立ち続ける姿勢は、うちの選手たちにとって大きな刺激になる」

アロンソ自身も、アルバーナス監督との対話を楽しんだという。

ボルチモア移籍にあたり、アロンソは元オリオールズおよびメッツ監督のバック・ショーウォルターにも意見を求めた。

「ファンだけでなく、この地域全体について、とにかく素晴らしいことしか言っていなかった。『ピート、ここでは間違いなく大成功するよ』と言ってくれた」と主砲は新天地での活躍を胸を膨らませた。