PCA、ブレグマンが土壇場で躍動!カブスが延長11回劇的サヨナラ勝ち

August 7th, 2026

ブルージェイズ2−3xカブス】シカゴ/リグレーフィールド、8月6日(日本時間7日)

6月21日(同22日)から延期となっていたブルージェイズ戦に延長11回、3―2でサヨナラ勝ちした。九回にアレックス・ブレグマン(32)が起死回生の同点2ランを放ち、土壇場で試合を振り出しに戻した。

2点を追う9回2死。あと1ストライクで敗戦という場面でブレグマンはブルージェイズの抑えルイス・バーランド(28)との勝負に臨んだ。打席で考えていたことはシンプルだった。

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「同点に追いつくことだけを考えていた。打てる球にしっかりスイングしようとした。相手はメジャーでも屈指の救援投手だから、粘って勝負するだけだった」とブレグマンは振り返った。

バーランドの速球は100マイル(約160.9キロ)に達するが、ブレグマンには初球にスライダー、その後は3球続けてカーブを投じた。ブレグマン自身も、その配球は妥当だったと受け止めた。

「最近はカーブを打てているかもしれない。ただ、シーズン序盤なら、自分に対してカーブは有効な球だったと思う」

風が内向きに吹く中、先頭のピート・クロウ=アームストロング(24)が安打で出塁するとブレグマンは左翼フェンス上のバスケットへ同点2ランを運び、試合を延長戦に持ち込んだ。

延長11回もクロウ=アームストロングが先頭で安打。二塁走者のカーソン・ケリー(32)が中堅マイルズ・ストロー(31)の送球で本塁タッチアウトとなる間にPCAは二塁へ進んだ。

その後、三盗に成功。ブルージェイズのブランドン・バレンズエラ捕手(25)の悪送球で一気に本塁へ生還し、サヨナラ勝ちを決めた。

前日には、同じナ・リーグMVP候補の大谷翔平(32)との競演で2本塁打。今度は終盤の2安打と走塁で勝利に貢献し、MVP争いでさらに存在感を高めた。

勝利への貢献方法が増えていることについて、クロウ=アームストロングは手応えを口にした。

「ここ数年、自分のプレーに加えたいと思っていた部分だった。これが自分のプレースタイル。いろいろな方法でチームに貢献する姿を以前より頻繁に見せられるようになってきたと思う」

クロウ=アームストロングは三盗の判断について、左腕ブレンドン・リトルがマウンドにいたため難しい決断だったと振り返った。それでも、リトルの投球動作のタイムなどのデータに加え、速球より変化球の方が三塁へ到達しやすいとの読みがあった。わずかな時間差を生かして三塁を陥れ、バレンズエラの悪送球も誘った。

「ピートについてこれだけ話題にする理由は、野球のあらゆるプレーができるからだ」とカブスのクレイグ・カウンセル監督は高く評価した。

「そういう選手は本当に珍しい。相手から一つ先の塁を奪えると判断した場面だったが、延長11回という非常に重要な局面でもあった。三塁を奪った意味は大きい。守備側にプレッシャーをかけ、相手のミスにつなげた」

ブレグマンとクロウ=アームストロングが九回以降に試合を動かした一方、カブス打線はブルージェイズ先発ディラン・シースの前に七回まで苦しんだ。出塁はわずか3人。得点圏まで進んだ走者も、六回のミゲル・アマヤだけだった。10三振を喫し、そのうち6個が見逃し三振。四球は1つだった。

ブルージェイズは初回、カブス先発デビッド・ピーターソンのけん制回数制限違反で先制。シースにはその1点で十分な展開が続き、七回にはアンドレス・ヒメネスの適時打で2点目を加えた。

その後、カブス投手陣はブルージェイズ打線を2得点に抑え、終盤の逆転劇につなげた。先発デビッド・ピーターソンが5回を投げた後、ライアン・ロリソン、アーロン・シバーレ、ケイレブ・シールバー、トレント・ソーントンの救援陣が計6回を1失点でしのいだ。

「きょうは(登板過多で)登板できない投手もいて、ブルペンの人数が限られていた。その中で本当によく投げてくれた。6回1失点なら、毎日でも歓迎する」とカウンセル監督は救援陣をたたえた。

この日のサヨナラ勝ちでカブスは貯金18。ナ・リーグの第1ワイルドカードの座をしっかり守っている。

現在は休養日なしの17連戦の途中でここまで10勝4敗。今後は敵地でロイヤルズとの3連戦を戦った後、ようやく休養日を迎える。

ヤンキース、ドジャース、ブルージェイズを相手に本拠地7試合を5勝2敗で終え、PCAは「今回の17連戦は、これまでで最も厳しい戦いだと思う。でも、こういう戦いをチームは楽しみにしている。厳しい日程を終えた時に振り返るのも楽しみだが、ここまですごく多くの選手が力を発揮している」とチームの充実ぶりを強調した。