PCA、史上4番目の早さで15本・20盗塁

June 4th, 2025

国会議事堂の前で、カブスのピート・クロウ=アームストロング(PCA)がアメリカ野球の歴史に名を刻んだ。

火曜日、ナショナルズ・パークで行われたナショナルズとのシリーズ初戦でカブスが8-3で勝利を収めた。

クロウ=アームストロングは四回に先頭打者として二塁打を放つと、三盗に成功して本塁へ生還。これが今季20個目の盗塁となりシーズン15本塁打・20盗塁を達成。これは、1900年以降のMLBで史上4番目の試合数の少なさ(60試合)となる。なお、試合前の時点ですでに15本塁打はクリアしていた。

歴代の記録保持者は以下の通り:

1位:エリック・デイビス(40試合、1987年)

2位:ケン・ウィリアムス(54試合、1922年)

3位:ボビー・ボンズ(59試合、1973年)

4位:ピート・クロウ=アームストロング(60試合、2025年)

5位:ボー・ジャクソン(61試合、1989年)

6位:レジー・サンダース(62試合、1999年)

7位:クリス・セイボ(62試合、1990年)

偉大な面々と並んだPCAだが、特筆すべきは年齢。23歳での達成は、ボビー・ボンズより4歳、ボー・ジャクソンより5歳若い年齢での達成となっている。

しかも、活躍はそれだけにとどまらなかった。初回の打席では三振に倒れたものの、その後の3打席ではすべて出塁。四回に二塁打、五回と六回にはそれぞれ四球を選び、五回には再び得点、六回には今季21個目の盗塁を記録した。

これで2試合連続のマルチスチールを達成。早くも今季6度目、この若さで通算9度目でその快足っぷりを発揮している。今季ここまでの21盗塁はホワイトソックスのルイス・ロバートJr.と並び、MLBトップタイだ。

また、クロウ=アームストロングはMLB全体でも数少ない「40本塁打・40盗塁ペース」を維持している選手の一人。MLB上位4%に位置するその驚異的なスピードを武器に今後も文字通り、走り続けるだろう。

「自分の運動能力を生かせるのはいつだってうれしいことだよ」と本人は語る。「ああいうプレーができるのは大きいけれど、それも正しい状況でやってこそ意味がある。だから、もしプレーが派手じゃなかったとしても、正しいタイミングだったらそれでいいんだ。それが自分のスタイルだからね」

その俊足は守備でも生かされており、センターの守備は鉄壁。「チームを勝たせる守備」で幅広くチームを支えている。

四回の攻撃は象徴的だ。先頭打者としてツーベースを放ち、さらに三塁への盗塁を決めたことでナショナルズは後手に回らざるを得なくなる。その後も三塁ベース周辺を「踊る」ように動いて守備陣を揺さぶり、けん制球を誘ったり、ミスを引き出そうとした。

「ピートのスピードは、フィールドにいる全員が知っているし、それを無視することはできない」とクレイグ・カウンセル監督は語った。「スピードはミスを引き起こすんだ」。

実際、クロウ=アームストロング、そしてカブス全体が持つ機動力は対戦相手もよくわかっている。PCAがリードを取るたびに、相手チームへのプレッシャーは高まり、結果として、フィルダースチョイスによって無死一、三塁にチャンスを拡大した。カウンセル監督はこれを「4つめのアウトを作る」と表現しており、今季の好調の裏にはこの戦い方がある。

PCAは、火曜日の試合前時点で、今季40本塁打・40盗塁のペースに乗っているメジャー唯一の選手。その快足はMLB全体でも上位4%に入るほどで、たとえ本人がそうした記録を意識していなくても、その勢いはまだまだ止まりそうにない。

「なんかちょっと面白いよね」と本人は笑った。「今は、めちゃくちゃ細かいスタッツがたくさんあるからさ。別にその数字を軽んじるつもりはないよ。名だたる選手たちの仲間入りになるってのは、本当にすごいことだし。でも僕はまだ40-40を達成したわけじゃない。まだシーズン60試合目で、僕らはまず地区優勝を狙ってる段階だからね」

「特にオールスター前のこの時期は、後半戦に向けて少しでも(順位で)リードを作っておきたいと思ってるんだ。ホームランだって、盗塁だって、そのうち自然に出てくるさ。まずは塁に出ないと、何も始まらないからね。だから、普段通りにやってるだけだよ。(40-40を)達成できたらそれでいいし、できなくても、それはそれ。とにかく俺たちは、勝つために試合をしている」