ホームランダービー出場者と投手コンビ紹介!

July 13th, 2025

ホームランダービーでは、多くの選手が家族や友人、また自分の野球人生を支えてきたコーチたちに投げてもらい、一緒にこの特別なイベントを楽しむ。今回もお父さん、長年一緒に歩んできたコーチなどが投手として参加する。

とはいえ、ダービーの投手役は決して楽ではない。特に2015年にルールが「アウト制」(1ラウンド10アウトまで)から「時間制」に変わって以来、その重要度はさらに増している。

明日、アトランタで投げる8人のホームランダービー投手たちを紹介していきます!

マット・オルソン (ブレーブス)
投手:ブレーブスMLBコーチのエディ・ペレス

オルソンが幼少期に地元アトランタで活躍していた人気捕手で、今も長年コーチを務める存在。1999年NLCSのMVPでもあるペレスが、地元開催のHRダービーでオルソンの夢を後押しする。「子どもの頃から夢見ていた舞台で挑戦できるのは、ロナルド・アクーニャJr.のおかげ」とオルソン。

カル・ローリー (マリナーズ)
投手:父トッド

15歳の弟トッドJr.(T)が捕手を担当し、家族総出で臨む。父トッドはテネシー大などで指導した元大学監督。息子たちとグラウンドを共にする今が最高の喜びだと語る。「父親としてこれ以上の瞬間はない。Tも一緒で映画のようだ」と感慨深げだ。

ジェームズ・ウッド (ナショナルズ)
投手:ナショナルズ三塁コーチのリッキー・グティエレス

現役時代12年プレーした経験を持ち、左打者ウッドの打撃練習担当でもある。今季24本塁打と好調で相性抜群。「彼が投げると打席で一番いい感触がある。もし相手投手だったら打ちまくってると思う(笑)」と絶大な信頼を寄せる。

バイロン・バクストン (ツインズ)
投手:ツインズ三塁コーチのトミー・ワトキンス

二人の縁は2013年にマイナーリーグ、セドラーラピッズ時代から続き、今も厚い信頼で結ばれている。「キャリアのほとんどを共にしてきた人と挑めるのは特別」とバクストン。バルデリ監督も「トミーの笑顔は中継で輝くだろう」と喜びを語った。

オニール・クルーズ (パイレーツ)
投手:パイレーツ補佐兼通訳のスティーブン・モラレス

日頃からクルーズに打撃練習で投げ、メンタル面でも支える存在だ。「われわれにとって最高の打撃投手であり、通訳、内外野守備指導までこなす大黒柱」とドン・ケリーコーチも絶賛するほどの信頼を受けている。

ジャズ・チザムJr.(ヤンキース)
投手:継父のジェロン・サンズ

幼少期から打撃投手を担当し、昨冬のバハマHRダービーでも投げた。チザムはMLBの舞台でも投げさせる約束していたが、それが今回実現する。「あまり考えすぎずに臨みたい。練習も不要。70%の力で楽しく数本打って勝ちたい」とリラックスして臨む。

ブレント・ルーカー(アスレチックス)
投手:恩師のジョー・カルーソ

9歳から高校卒業まで指導した恩師で、現在もオフシーズンに打撃練習を任せる存在で、HRダービー出場が決まれば必ず投げてもらうと約束していた。「カルーソ氏以上に自分の打撃を見てきた人はいない。出場を伝えた時は本当に最高だった」と語る。

ジュニオール・カミネロ(レイズ)
投手:レイズのトーマス・フランシスコMLフィールドコーディネーター

2年前はアロザレーナを準優勝に導いた経験を持つ37歳。「彼は最も安定したBP投手。余計なことは考えず、自分のスイングでしっかりコンタクトしたい」と全幅の信頼を置く。