先発プリースターの好投で11年ぶりドジャース戦シリーズ勝ち越し

6回を投げ、3安打10三振で無失点

July 19th, 2025

【ドジャース0-2ブルワーズ】ロサンゼルス/ドジャースタジアム、7月18日(金)日本時間19日

オールスターブレイク明けの大事な初戦を僅差で制したブルワーズのパット・マーフィ監督は饒舌だった。日本メディア一人ひとりと握手をしながら冗談を交えて自己紹介をして、笑いをとった後、戦評に入った。

「今日の(クイン・)プリースターは、今までで一番良かった。あの強力打線を3巡目まで投げ切るとは思っていなかった」

クイン・プリースターは6回77球の省エネピッチで、3安打、10三振、無四球でドジャースを無失点に抑えた。

初回からエンジン全開だった。

大谷、ベッツ、フリーマンを3者連続空振り三振に仕留めて上々の滑り出しをすると、三回はわずか7球で三者凡退に、五回は再び3者連続三振で、ドジャース打線を全く寄せ付けなかった。

指揮官は「4球種を自在に投げ分け、球にキレがあった。配球面で(捕手の)ウィリアム(コントレアス)が素晴らしかった」と称賛した。

守備陣も好プレーを連発し、右腕を盛り立てた。四回にフリーマンに二塁打を許したが、スミスのライナーを三塁ダービンが捕球すると、すぐに二塁トゥラングに送球し、飛び出したフリーマンをダブルプレーに仕留め、三塁を踏ませなかった。

試合前は早い段階での交代も示唆していたが、予想外の好投と少ない球数から六回も続投を決めた。

「そこまで無失点で抑えていたし、六回まで投げる経験が成長につながると思った。球もまだ走っていたし、捕手ウィリアムとのコンビネーションも完璧だった」

プリースターは指揮官の期待に応えた。先頭の金慧成(キム・ヘソン)に安打を許し、1死一塁で大谷を迎えたが、内角のカットボールで一塁ゴロに仕留めた。守備のミスで併殺崩れになり2死一塁になったが、最後はベッツを高めカットで空振り三振に仕留めてマウンドを降りた。

「ドジャースの本拠地で勝つのは簡単じゃない。初めてここでプレーする選手も多かったが、チームは最後まで集中していた」

オールスター前に本拠地でドジャースをスイープしたが、その対戦内容を細かく分析し、バッテリーが最大限に生かしてドジャース打線に再び挑んだが、「接戦の試合が多いと、誰が好調で誰が不調かが見えてくる。だからこそ攻め方も変わる。捕手のコントレラスが今日も素晴らしかった」と指揮官はニヤリと笑った。

この勝利で、2014年以来となるドジャースとのシーズンシリーズ勝ち越しを決めたが、「大切なのはいい試合を続けることだ。今日も取りこぼした点があったから、そこはしっかり改善していきたい」と表情を引き締めた。

ナ・リーグ中地区の首位のカブスにはついに1ゲーム差に迫った。指揮官、そしてチームの目標はもちろん中地区首位だ。