フェンウェイパークの外を包む不気味な霧は、レッドソックスにとって不吉な展開の予兆だったのかもしれない。
序盤こそ一時的に優位に立ったが、レッドソックスは5日(日本時間6日)、パドレスに6-8で敗れた。開幕から3カード連続での負け越しが決まった。
レッドソックス打線はこの日も立ち上がりに苦しみ、最初の2イニングで4三振を喫した。しかし、三回に慎重にボール球を選ぶ姿勢が功を奏し、序盤の主導権を握った。
連続四球の後、ジャレン・デュランが1死から右翼線へ痛烈な二塁打を放った。2人後には、今季9試合中8試合で安打を記録しているウィルヤー・アブレイユに適時三塁打が飛び出し、先制した。
パドレスはすぐに反撃を開始した。四回に3点を返すと、五回にもさらに3点を追加して逆転。マニー・マチャドがグリーンモンスターの客席へたたき込んだ3点本塁打が決め手となった。
「四回はストライクゾーンに球が集まり、パドレスにつけ込まれてしまった。もちろん、本意ではない」
先発のレンジャー・スアレスは、この日も五回を投げ切ることができなかった。
七回、吉田正尚(32)の2点二塁打で同点とした。しかし、八回にメジャーデビューのタイラー・ユーバースタインがジャクソン・メリルに先頭打者本塁打を浴び、パドレスが再びリードを奪った。パドレスは九回にも追加点を挙げた。
敗戦投手となった26歳の新人リリーフ、ユーバースタインは2回2/3を投げて3安打、1四球、1失点、2三振と内容は安定していた。
「良いボールを投げていたと思う」とアレックス・コーラ監督は語った。
「1球だけ本塁打を打たれたが、勝利のチャンスをチームに与えてくれた」
「ついにこの時が来た。最高だった」とユーバースタインは振り返った。
「チームが追いついて良い状況を作ってくれたのに、1球のミスをしてしまった」と敗戦には悔しがった。
スアレスは4イニングを投げ、五回の先頭打者を許した場面で降板した。この日は6安打4失点、2四球だった。レッドソックスでの最初の2先発で合計8回1/3を投げて、計13安打、自責点8を許している。
「本人が言い訳はできないと真っ先に言うだろう。良い球を投げていたが、パドレスがアジャストし、初球から振り始めて安打を放ち、あのような展開になった」とコーラ監督は先発のスアレスについて語った。
「最初の3回は良かった」とスアレスは振り返った。
「チームが4点を取った後、再びマウンドに戻って3点を奪われた。アストロズとの今季初登板でも同じことが起きており、こうしたことを許してはいけない」と反省した。
レッドソックスの6得点は今季最多だった。アブレイユと吉田が2人で計4打点を挙げ、チーム9安打のうち6安打を放った。
「6番・レフト」で出場した吉田は今季初安打を含む、4打数3安打3打点だった。
「(チームの)攻撃面は向上したが、素晴らしいと言えるほどではなかった」とコーラ監督は語った。
2連敗を喫し、直近8試合で7敗目となったレッドソックスは、まだやるべきことが多く残っていることを理解している。
「明日に向けて準備するだけだ」と指揮官は語った。
「また強いチームがやってくる。ブルワーズはメジャー屈指の好チームであり、私たちはもっと良い野球をしなければならない。方針を貫く必要がある。それが野球というものだ。このカードの結果に過剰反応してはいけない。もっと良いプレーをしなければならない」
この日4打数無安打、1四球、1得点だったローマン・アンソニーは「今は苦しい時期だと思う」と付け加えた。
「もっとエナジーを出し、向上する方法を見つけなければならない。これはファンにとっても、私たちが自らに課している基準にとっても、受け入れがたいことだ。チームとして、私たちは毎日勝つことを目指している」
レッドソックスは6日(日本時間7日)あら、ブルワーズを迎えて3連戦を行う。