カンザスシティ(ミズーリ州) — レッドソックスのオーナーであるジョン・ヘンリー氏、球団社長のサム・ケネディ氏、そして野球部門責任者のクレイグ・ブレスロー編成本部長は5月9日、ラファエル・ディバース(28)が「一塁を守るように頼まれたことに対して不満を持っている」とコメントしたことを受け、ディバースと会うために飛行機に乗った。ディバースとの面会は、カンザスシティでのロイヤルズ戦前に行われた。
「実際、ジョンがラフィ(ディバース)と直接話をして、この状況において重要だと思い、ここに来て、私たちが組織として何を重要視しているか、ボストン・レッドソックスとして何が重要だと考えているかについて、正直な会話をすることが大切だと感じました。それは、チームメートとしてお互いを支えることです」
ブレスロー氏は説明し、そして以下のように続けた。
「生産的(前向き)な会話ができたと思いますし、ジョン(ヘンリー球団オーナー)も生産的な会話をしたと思います」
ヘンリー球団オーナー、ディバース、そしてコーラ監督の3人だけで話し合い、試合前のメディア対応は80分以上遅れた。ディバースは午後5時(中地区時間)を過ぎてフィールドに出て、チームメートはすでに打撃練習が始まていた。
「良い会話でした」とコーラ監督は言った。「ラフィ(ディバース)が自分の気持ちを表現しました。ジョンも同様に。誰がここにいたかは(チームの)みんなが見たと思うので、それがクラブハウスにおいて重要な意味を持つと思います」
ただし、ディバースの今後のポジションについては決定が下されていない。現時点ではレッドソックスのDHとして出場しており、9日のロイヤルズ戦でも2番でスタメンに名を連ねた。
「この決定はカンザスシティのオフィスのソファで決めるものではなかったし、この会話は今も続いています」とブレスロー編成本部長。一塁へのコンバートは説得中のようだ。
ディバースは一塁手のカサスが左膝の手術を受けた後、一塁へのコンバートを求められたと明かしていた。一塁手に転向することについて、「全てのポジションを守れと言われても無理だ」と不満を語っていた。
ディバースはこれまで主に三塁手としてプレーしてきたが、レッドソックスがオフシーズンにブレグマンと3年1億2000万ドル(約174億4000万円)の契約を結んだ後、春季キャンプでDHに転向するよう求められた。最初は三塁手を続けたい意向を示していたが、最終的にはシーズン開幕前にはチーム方針を受け入れた。だが8日には、一塁へのコンバートについては「柔軟に対応できるとは思えない」と語った。
コーラ監督とブレスロー氏は、レッドソックスがプレーオフ進出の可能性があることを再確認し、外部の雑音に気を取られるよりも試合に勝つことに集中していると述べた。だからこそ、球団の幹部はできるだけ早くこの問題を解決し、野球に集中できるようにしたかったと語った。
「昨日の状況が公になったことを踏まえ、この問題を解決する必要があったし、私たちが何を重要視しているか、オーナーシップグループにとって何が重要で、選手やスタッフ、フロントオフィスにとって何が重要であるかを再確認できました」とブレスロー氏は言った。さらに続けて「組織が求めるに応じて行動することは、ときには困難で不快なこともあるでしょうが、それをやらなければならないときもある。特にここ数カ月で役割が大きく変わった選手にとっては、難しい会話もときに避けられないことです」としめくくった。
Jackson Stone
@Jackson_Stoneee