タイガースとレッドソックス戦で珍しいスーパープレーが出た。
七回1死からタイガースの主砲カーペンターが右中間に放った打球は、フェンスを越えるかと思われた。しかしレッドソックス右翼手のアブレイユが腕を伸ばして、見事にジャンピングキャッチ!とはならず、グラブに当たってグラウンドに跳ね返った。
しかしそのボールを中堅手ラファエラがノーバウンドで捕球し、二人の絶妙なお手玉キャッチで勝ち越し本塁打を奪った。
このプレーはスコアブックでは「9-8の刺殺」と記録されたが、「9-8」の記録は2003年以来の珍事。ツインズの右翼手のマイケル・ライアンが太陽で見失ったボールを顔面に当て、はね返ったボールを中堅手がキャッチして記録された。
本塁打の打球を取られたカーペンターは「びっくりした。相手チームのプレーなのが残念だけど、でも正直、おもしろいプレーだった」と笑った。
ちなみにスーパーキャッチのボールは審判の配慮で投手のヘンドリックスが受け取ることに。「『持っていたら運気が上がると思うから、あのボールは取っておいたほうがいい』と言われたので、僕がもらうことにしたんだ」とヘンドリックス。
試合は6-5でタイガースがサヨナラ勝ちを収めたが、ファンや選手たちにとってこのスーパーキャッチは記憶に残る瞬間となった。
