レッズ敗れるも、フルシーズンでは12年ぶりのポストシーズンへ

敵地でドジャースとワイルドカードシリーズを戦う

September 28th, 2025

ブルワーズ4-2レッズ】ミルウォーキー/アメリカンファミリーフィールド、9月28日(日本時間29日)

9月に入っても、レッズのポストシーズン進出は非現実的に思えた。それでも何とか食いつき、162試合目で待望のチケットを手に入れた。

レッズはブルワーズに4-2で敗れたが、メッツがマーリンズに0-4で敗戦したことで、ポストシーズン進出が決定。レッズとメッツはともに83勝79敗で並んだものの、直接対決を4勝2敗で制したレッズが上回り、歓喜の瞬間を迎えた。

レッズのポストシーズン進出は、新型コロナウィルスでシーズン60試合に短縮された2020年以来で、162試合のフルシーズンでは2013年以来となる。第1ラウンド突破は1995年を最後に果たしていない。

そんなレッズを待ち受けるのは、ナ・リーグ西地区王者のドジャース。敵地ロサンゼルスで2戦先勝方式(最大3試合)のワイルドカードシリーズ第1戦に臨む。

二回にエリー・デラクルーズ、三回にTJ・フリードルがそれぞれソロを放ち、レッズは2点を先制。しかし、レッズ先発のブレイディ・シンガーは三回にブライス・トゥラングにタイムリー二塁打、四回にはダニー・ジャンセンに2ランを浴び、逆転を許した。

3日前に先発したばかりのニック・ロドロが救援登板し、2死までは奪ったがその後に崩れ、アンドリュー・ボーンに左中間へのタイムリー二塁打を浴びリードを2点に広げられた。

昨年10月にレッズの指揮官に就任したテリー・フランコーナ監督は、レッドソックスでの初年度(2004年)とガーディアンズでの初年度(2013年)にもチームをポストシーズンに導いており、今回もその手腕を見事に発揮。豊富な経験を生かし、難しい戦いの中で、チームを最後まで導いた。

「ベンチに落ち着いた声と存在があることは大きい」と捕手ホセ・トレビーニョは指揮官について語る。「状況が良い時も悪い時も、彼は常に冷静だ。何よりも俺たちを信頼してくれているように感じる。ゲームを理解し、俺たちを理解している。全員を平常心に保つその存在はかけがえのないものだ」

ジェットコースターのような1年を過ごしたが、特に終盤6週間は浮き沈みが激しかった。8月19日時点で67勝60敗と貯金7としたが、その後の22試合で7勝15敗と失速。9月16日時点では75勝76敗と負け越しに転じていた。

9月5日、メッツとの直接対決に敗れた時点で、両者は6ゲーム差。2チームの間にはジャイアンツとダイヤモンドバックスがいた。

それでもフランコーナ監督は常に目の前の試合に集中し、失敗を振り返らず、勝利に浸りすぎることもなかった。その姿勢はクラブハウス全体に浸透した。

「本当に目の前に集中することだけを心がけている。それが一番成果につながるやり方だからだ」と指揮官は言う。

「チームにはいつも、たとえ間違った方向に進むことがあっても一緒に進んでいれば解決できる、と伝えている」

メッツが意外な失速をしたこともあり、レッズは7試合で6勝を挙げて9月21日にメッツに並んだ。しかし、その後本拠地で最下位パイレーツに2敗。再びポストシーズン進出が難しくなった。

だが、ブルワーズとのシリーズ初戦を制すると、同日にメッツが敗れたことで再びチャンスを取り戻した。そして今回は、それを手放さなかった。