【一問一答】朗希、ローキコールを背に九回三者凡退の快投

「自分の中で納得できるまでしっかり調整」微修正で調子を取り戻す

October 17th, 2025

ドジャース3-1ブルワーズ】ロサンゼルス/ドジャースタジアム、10月16日(日本時間17日)

ドジャースの佐々木朗希(23)は、ブルワーズとのナ・リーグ優勝決定シリーズ(NLCS=7回戦制)第3戦で2点リードの九回に登板し、三者凡退に抑えて、3セーブ目を挙げた。

試合後の一問一答は以下の通り。

――前回登板で球速が落ちたが、その前に3イニング投げた影響か

「体調面は問題なかったが、違うところで投球フォームの崩れがあったというか、ちょっとズレがあった。そこに気づけないままマウンドに上がってしまったので、スピードとコントロールを乱した。3イニング投げたことが直接つながっているわけではないと思うけれど、何かしらズレがあってそうなって。前回登板からきょうまでの期間で投手コーチとも話して、うまく練習してきょうは投げることができた」

――登場曲は誰に薦められたのか

「ミギー(ロハス)が(笑)」

――中継ぎや抑えとしての経験は多くはない。前回が良くない中で調子を戻せた理由は

「先発の時もそうですけど、毎回自分の思うようなパフォーマンスが出せるわけではないと思うし、良い悪いの波はあると思う。そのなかでアウト3つをどう取るか考えないといけない。前回は自分から相手にチャンスを与えてしまったのを反省しないといけない。良いフォームで調整して、少しでも自分のボールをコントロールできるようにしていきたい」

――前回からきょうまで調整で確認したこと、取り組んだこと

「この短期間で実際、フォームが良くない中で気持ちだけポジティブにやったところでそれは過信になってしまう。しっかり技術的なところに向き合ってやっていかないといけないと思った。投手コーチにボールの変化があったと言われて、自分の中にでさらに落とし込んで、実際調整してみて、毎日、自分の中で納得できるまでしっかり調整して、全力でやった」

――救援での集中力を保つために心がけていること

「試合の中では回が後半になるまで、なるべくリラックスして試合を見るようにしている。完投してくれないかなと願いながら見ている(笑)」

――マイナーで難しい時間もあったと思うが、そこで過ごした経験はどう精神的な成長につながっているか

「精神的なものも全て、試合中は特に技術からくると思う。技術的に自分の中で信頼できるものがあれば精神的に揺らぐことも少なくなる。しっかり技術と向き合うことがすごく大事。そういった意味では、マイナーの時もそうですが、時間をかけて技術的なものに向き合ってきたので、今は復帰してから安定してパフォーマンスを出せていると思う」

――大谷や山本は高い評価をしているが、直接声をかけられたか

「特にないですね、最近は(苦笑)」

――投球フォームの修正は具体的に

「形どうこうというのもあると思うが、全体的に動きが速くなっていたので、とにかくゆっくり、自分の感覚ではゆっくり動かすというか、足を上げるところから自分が思ってるよりも、ゆっくり丁寧にやることだけをきょうは意識して、良かった」

――ローキコールが起こったが、耳に入っていたか

「メジャーが開幕してから、特にドジャースタジアムでなかなか思うようなピッチングができない中で、いいイメージがこの球場にはそんなになかった。リリーフで復帰して自分のパフォーマンスを出せるようになってから、徐々に見える景色も変わって来ている。来年につながるのかなとは思う」