<フィリーズ1−3ドジャース>
メジャー初星の権利まであと3アウトで迎えた五回。佐々木は先頭のリアルミュートにフルカウントから四球を与え、続くストットにはライト前ヒットを打たれた場面で降板した。球数は67球。新たな環境で故障を未然に防ぐため、球団方針で球数を管理している。2−1でドジャースがリードしていたため、勝利投手の権利が間近にあったが、交代を告げられた。
「フォーム的に、良くなかったところ、制球を乱す原因だったところを探して自分の中で改善ポイントがあったのでそこをうまく修正できたかなと思います」
前回登板だった3月29日、ドジャースタジアムでの初登板でタイガース戦では1回2/3で61球を投げ、3安打2失点、4四球を与えるなど制球に苦しんだ。61球を投げ、ストライク率52.5%の32球。一方でのこ日は、67球中ストライク率60.3%(41球)に改善した。2日前、4月3日のブルペンで「こうしたらいいんじゃないかという感覚的を見つけてそこからは安定してよかったので、これかなと思いました」と制球力を改善した。特に三回はわずか10球で三者凡退。その内、ファウルも含めて9球がストライクだった。
「もちろんメンタル的に不安になることもあったんですけど、ただ自分の中では信じられる技術があったら気持ちは関係ないのかなと思う。きょうに関しては前回のブルペンで信じられるものを見つけて、きょうはそれを信じて投げただけ。それが見つけられたことがよかったですし、技術あってのメンタルかなと改めて思いました」
佐々木の後を受けたリリーフ陣は、4投手で5イニングを1安打無失点リレー。プレーオフに3年連続出場し、昨季はナ・リーグ東地区優勝の強豪との接戦を制した。
「いい感覚があっても試合に入る前は、それが試合でどうなるか不安でしたし、それをきょうは1試合、4イニング半ですけど安定して投げられたので、そこに関しては自信になったかなと思います」
次回以降の課題は、5イニングを投げ切り、勝利投手の権利を持ってブルペン陣に託すること。昨季までとは全てが異なる環境で順応を日に日に進める。23歳右腕にドジャースは、チームとしての勝利を最優先にしながらも長期的な視野で成長をサポートする方針。朗希は体力、技術を高めながらメジャー初勝利を目指す。
