カブスの鈴木誠也(30)はレッズ戦に「3番・DH」で出場し、4打数3安打3打点、2得点。8−8に追いついた八回、なおも無死一、二塁から14号勝ち越し3ランをレフトスタンドに突き刺した。
「気持ちよかったですよ。やっぱりああいう展開で打つっていうのはすごく気持ちいいことなんですけど、ピッチャーは球も速くてシンカーに自信を持っているピッチャーだったのでしっかり ボール球を見切れていいカウントで勝負ができたのでああいう結果になった」
49打点はメジャー全体1位に立った。ナ・リーグ中地区で首位を走るチームの得点力で大きく貢献している。シーズン162試合換算では、42.7本塁打、149.8打点のペースだ。
「僕はあまりパワーがあるタイプではないので相手のピッチャーの速いボールに対していい形で良いポイントで捉えられればああいう打球が行くのかなという感じなので相手のボールの強さがあってのああいう打球だと思います」
5番手右腕、23歳のメイが動じた内角より97マイル(157キロ)のシンカーを捉え、打球初速116.2マイル(187キロ)の超速ライナーを弾き返した。6試合連続安打でこの間、3度目の3安打と調子を上げている。
五回終了時点では3−8のビハインド。先発した右腕、ブラウンが五回途中8失点でKO降板した。しかし、後を受けた5投手が4安打無失点で勝利への流れを引き寄せた。5月22日にマイナー契約を結んだばかりで、今季メジャー初昇格したマグワイアが「9番・キャッチャー」でスタメンし、2本のソロで2打点の活躍。「夢のようだった。このチャンスに感謝している。素晴らしい逆転勝利だった」。捕手のアマヤが左脇腹で7日間の負傷者リスト(IL)入り。チーム一丸で勝利し、4カード連続での勝ち越しを決めた。
序盤の劣勢も着実に加点し、最後は逆転。チームの反撃力を問われ、答えた言葉には仲間への信頼感が表現された。
「いやあ、もう強いチームの証だと思います。どんな状況でも相手にプレッシャーをかけられるのは今のチームの強みだと思う。きょうの試合も苦しかったですけど、みんな我慢して最後にこうやって追い越せたっていうのはチーム全体でも自信になったんじゃないかなと思います」
誠也はメジャー移籍した2022年以来、3シーズンでプレーオフ進出を逃している。カブスは2020年以来、5年ぶりの地区優勝と10月の戦いへ、突き進んでいる。その攻撃の中核に“暫定打点王”の鈴木がいる。
