【一問一答】誠也、前半戦総括

「やれることを自分でしっかり考えて打席に入れている」

July 14th, 2025

ヤンキース1―4カブス】ニューヨーク/ヤンキースタジアム、7月13日(日本時間14日)

カブスの鈴木誠也(30)がヤンキース戦に「3番・ライト」で出場し、5打数2安打、1得点。メジャー4年目の前半戦は、大きな負傷離脱することなく92試合に出場し、打率.263、チームトプタイの25本塁打、ナ・リーグトップタイの77打点の好成績をおさめた。試合後は、日本メディアに対応し前半戦を総括。主な一問一答は以下より。

――チーム一丸の勝利で前半戦締めくくり

「チームが勝ったのでよかった。チーム状況もすごくいい中で前半戦が終えられたんじゃないかと思います」

――チーム内でいい化学反応が多くの打点を挙げることにつながっているか、試合では好走塁もあった

「僕の打点は、やっぱり前にランナーがいないとなかなかつながらない。走塁は、まだまだ改善していかないといけないところはありますけど、スプリング・トレーニングからチームとして走塁の意識が高くやってきている。昨年とは違う走塁ができている」

――切磋琢磨できるチームメートがいるのもプラスに

「一体感っていう意味では、チーム全体がすごく意識してやっている。みんな仲良くクラブハウスの中でも楽しくやれてるので、そこのオンオフの切り替えがしっかりできるんじゃないかなと思います」

――今永投手がいい投球、ライトを守っていて頼もしかったか

「いつも良いピッチングしてくれるので、なんとか僕たちは点を取れればという思いでずっとやっていた。いい形で点が入って、勝ち(6勝目)をつけられたというのはすごく良かった」

――右手首痛で数試合欠場したが、前半戦は出場を続けた

「出るからには結果を出さないといけないのは当然ですし、痛い中でもやれたのは良かったこと。どうしても休むと、いろんな面で狂ってきたりする。今年はできるだけ休みたくない**思いでずっとやっている。(試合に)出続けるといいこともありますし、もちろん悪いこともあるんですけど。休んでしまうと悪い結果もいい結果も出なくなる。できるだけ大きなケガなく、後半もしっかりやっていきたいなと思っています」**

――得点圏では3割以上の打率(試合前時点で.309)

「まわりが作ってくれているチャンスなんで、なんとか1点でも取れればいいなっていう思いで打席に入っている。最高の結果を出したいのは当然そのつもりで(打席に)入るんですけど、最低限どうやってやれば塁に進むかなとか(考えている)。どうやったら1点入るかなって(打席に)入っている結果がたまたまヒットになったり、ホームランになったりしている。やれることを自分でしっかり考えて打席に入れてい**るのはいいんじゃないかなと思います」**

――二塁打が多いことに手応えは(チームトップ24本)

「ホームランは本当たまたま。ホームランバッターは他をみれば、たくさんいると思います。僕はあんまりホームランというよりは(外野手の)間を抜いていくバッティングが持ち味だと思っている。シーズン途中はホームランばっかり出てヒットが出ていなかったのですごく気持ち悪くて、どうしちゃったんだろうなって思ったんですけど。本当にこの最後の1週間、2週間はヒットがけっこう出てたので、自分の中ではちょっと良くなってきた兆しは見えた」

(続けて)

「まあ、疲れた。この1週間バテたっす。打球速度も全然出ないし。ああ、バテてるなと思いながら、(メジャー4年目で)初めてここまで大きなケガなく出続けてっていうので、もうちょっと(疲労)対策というか、そういったところ(疲労)の対策はこれから課題になってくる」