【鈴木誠也 Q&A】夢をみる者、夢を与える者

March 16th, 2025

子供の頃、鈴木誠也は東京ドームで試合を観戦した。

そして 21 年後、今度は若いファンたちが彼に声援を送ることになる。

2004年のメジャーリーグ開幕シリーズに、ヤンキースの一員として松井秀喜が東京ドームに戻ってきた。鈴木誠也はその試合を観戦したことを今でも覚えている。松井がライトスタンド深くに特大の本塁打を放ち、当時9歳だった鈴木は、熱狂する観客席の中で歓喜に沸いていた。

鈴木はメジャーリーガーとして、同じ東京ドームのグラウンドに戻ってくる。カブスのスターである今永昇太とともに、大谷翔平、山本由伸、佐々木朗希ら日本人スター選手を擁するドジャースと東京シリーズで対戦する。今度は自分を目標にしている子供たちが観戦している。鈴木は誇りに感じている。

「本当にワクワクしています。子供たちにとって素晴らしい機会になると思います」と鈴木は、アリゾナでのメジャーリーグの春季キャンプ中に、エドウィン・スタンベリー通訳を介して語った。「子供たちにとって、選手たちのプレーを見たり、思い出を作ることができるのは、とても素晴らしい経験です」

Q1: 現在、多くの日本のスター選手がメジャーリーグで活躍していますが、子どもたちが野球を始めるきっかけとして重要だと思いますか?

鈴木: メジャーリーグで活躍するような選手になりたいという思いでやる子も増えてくると思います。現に翔平が二刀流をみせて、二刀流をやりたいという子が増えているので。アメリカで活躍すればそれだけ注目されて、この世界でやりたいという子供たちも増えると思うので、そういう意味ではすごくいいことだと思います。

Q2: 日本での球場体験をしていない人もたくさんいると思うのですが、アメリカのメジャーリーグのファンと比べた場合、日本の球場の雰囲気をどのように表現しますか?

鈴木: 全く違いますね。アメリカのいいところもあるし、日本のいいところもあると思う。全く違うところも楽しんでもらえたらなと。

Q3: 昨年、大谷選手と山本選手がドジャースでワールドシリーズ優勝を果たしました。鈴木選手と今永選手がシカゴにワールドシリーズ制覇をもたらすことができたら、どれほど誇りに思いますか?

鈴木: 他のチームのことは、僕はあまり気にしないですね。とにかく集まったメンバーで1年間、いろいろな時を過ごして最後は笑えたらいいなと思います。1年間の苦しいシーズンを乗り越えて、みんなで最後に笑って終われるというのが一番いいと思うので。

Q4: リグレー・フィールドのライトスタンドのファンも、また全く違う雰囲気なのでしょうか?

鈴木: そうですね。あのようなもの(球場の外にある周囲の建物の屋上に設置された観戦エリア)はないですし。そもそも裸で応援したりする人なんていないです。僕はそういうのが新鮮だったんで、いいな、面白いなと思った。日本人は絶対に脱がないですから(笑)

Q5: 昨年、鈴木選手が2年間カブスに在籍した後に、今永選手がチームに加わりましたが、刺激を受けましたか?

鈴木: 今永さんが頑張るんだったら僕も頑張ろうみたいな。僕はすごく刺激をもらっていて、いいメンタリティーでやれているなと思います。いろいろな意味で僕は助けてもらっています。

Q6: 鈴木選手はメジャーリーグに入ってからの2年間で多くのことを学んできたと思います。今永選手のルーキーイヤーの活躍ぶりもすごいですが、感銘を受けましたか?

鈴木: もちろん、今永選手は日本でもすごい選手でしたし、そういう選手だからアメリカに来ているので、いい成績を出せるのはもちろんですけど、違った環境でやるのは、やってみないとわからない。僕は、1年目に経験した時にすごく難しいなと思って。それを1年目から順応してやれているというのが本当にすごいなと。「成績がすごい」のは当然なんですけど、僕は成績よりも彼の環境になじむ姿がすごいなっていう風に思います。

Q7: 昨シーズン後半は、打撃成績を含め全体的に好調でしたね。今シーズン、さらにレベルアップするための鍵は何だと思いますか?

鈴木: 僕の課題はやっぱり積極性というか、甘い球を初球から振っていくっていうところ。年々少しずつ良くなっているんですけど、甘い球を仕留めきれていなかったりだとか、ミスショットが多いところがちょっと自分の欠点なので、そういったところを減らせればいいんじゃないかなと思います。

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