【ドジャース11−5ジャイアンツ】@ロサンゼルス/ドジャースタジアム
ドジャースの大谷翔平(30)は「1番・DH」で11試合ぶりの本塁打となる24号、メジャー通算250号となる25号と2本のソロを放った。先発したクレイトン・カーショー投手(37)は7回3安打無失点の好投で2勝目(0敗)を挙げた。3連戦シリーズを1勝1敗、とし、2位のジャイアンツに1ゲーム差をつけ、ナ・リーグ西地区単独首位に立った。
負ければ、首位陥落の攻防戦。大谷が打線に火をつける一発で勝利に貢献した。一回先頭。10試合遠ざかっていたアーチをライトスタンドに運んだ。打線は二回に5得点、三回までに7点リード。序盤でワンサイドに持ち込んだ。
「だいぶ長いこと打っていないなと思っていたので、2本とも比較的いいホームランでしたし、1本目は先制するという意味では大きいホームランだったかなと思います」
2本目は六回。節目の記念弾は右中間に運んだ。2021年から5年連続25本塁打以上をマークした。ホームラン王争いでは、25本はナ・リーグでは単独トップ。ア・リーグではジャッジ(ヤンキース)とローリー(マリナーズ)が26本を放っている。打線は11安打11得点。同地区とのライバル3連戦では、第1戦に敗戦し、ゲーム差なしで並ばれていた。まだ6月とはいえ、連敗すれば首位を明け渡す危機だったが、大谷の一撃で再び単独首位に立った。
MLB公式サイトのサラ・ラングス記者のXによると開幕から71試合で25本塁打は2000年のシェフィールド(25本)、1951年のホッジス(25本)と並びドジャースの球団史上1位と投稿。さらに「A・ロッド」ことアレックス・ロドリゲスの977試合を上回る944試合でメジャー史上最速の「通算250本&150盗塁」を到達したと伝えた。6月は通算打率.318、56本塁打。月別で最も好成績を挙げる得意な1カ月だ。“ミスター・ジューン(6月男)”の本領を発揮すべく、2本のアーチで勝利に導いた。
二刀流の完全復活へ向け、投手のリハビリが進んでいる。ここまでライブBPは3度。この日、試合前練習ではブルペンに入り、23球を投げた。順調なら4度目のライブBPは17日(日本時間18日)が見込まれている。
「実戦形式の練習でそれだけ球数を投げるというのはそれだけ負荷が高いので、やらないよりやった方が体の負担は大きいと思いますけど、必ず(復帰のためには)通らないといけない道ではあるので、集中してどちらも調整したいと思います」
投手も打者もやりたい。盗塁もしたい。それが、大谷翔平だ。昨季は史上初の「50(54本塁打)−50(59盗塁)」を達成。打者専念でもいいのでは、という意見もある。しかし、もう一度パワーピッチャーとしてマウンドに戻るために2度目の手術を受けた。地道に着実にリハビリを続け、投手復活へ自信がある。
「前回の登板も強度的には問題なかったですし、十分に試合に投げられるレベルには近づいているかなと思います」
投手の練習内容が濃密になるが、DHとして結果を出す。「2つ同時にやっていくのが通常のスタイル」。投打の二刀流が大谷翔平たるゆえんだ。ライバル対決は1勝1敗。シリーズの勝ち越しと単独首位キープを目指し、第3戦も打つ。
