【一問一答・会見フル動画】大谷翔平、WS第4戦、七回途中4失点

October 29th, 2025

ドジャース2-6ブルージェイズ】ロサンゼルス/ドジャースタジアム、10月28日(日本時間29日)

大谷翔平(31)はワールドシリーズ(WS)第4戦で「1番・投手兼DH」で出場し、WS初先発。6回0/3で93球を投げ、6安打4失点、1四球、6三振で敗戦投手になった。打撃は3打数無安打、2三振、1四球だった。対戦成績は2勝2敗のタイ。試合後、会見に臨んだ大谷の一問一答は以下。

<米メディア>

――前夜は何時に眠れて、どのくらい寝られたか。いつもと違いはあったか

「2時くらいにベッドにはいきました。それなりに睡眠は取れましたし、きのうは長い試合(延長18回、6時間39分)でしたけど、なるべく寝られるように努めました」

――体調はどうだったか

「それなりの体調ではマウンドに行くことができました」

――10月の打線が苦戦する理由は

「ポストシーズンは対戦するのが素晴らしいピッチャーばかりですし、そのいいチームの中でもいいピッチャーが投げてくるのでなかなか数字上は差が出やすい。その中でチームの方針としてやるべきことをできれば、最低限のヒットの中で得点ができるんじゃないかな、と思っています」

――相手投手の攻め方は走者の有無で違いを感じているか

「それはポストシーズンに限らず、ランナーがいる場面、いない場面、どこにランナーがいるかによっても多少、変わってくる。基本的には、シーズン中から何回も言っていますけどストライクを振る、ボールを見逃す、シンプルなそれさえできれば、どんな球が来てもストライクを打つことができるので、どんな試合でもやることは変わらないかな、と思っています」

――第3戦でリリーフ投手が全て投げた状態で、長いイニングを投げる意識は

「それはもちろん、そうですね。レギュラーシーズンでもそうですし、ポストシーズンできのうみたいに、なかなかあれくらい長い試合はないと思いますけど、スターティングピッチャーとしては、最低でも6回、きょうはもちろん7回まで投げ切れれば、一番良かったですけど、そこができなかったことが悔やまれます」

――前夜のロングゲームがあり、何が一番きつい経験だったか

「経験という意味では、素晴らしい経験ができたかな、と思っています。もちろん、今日勝てなかったことに対しても、次回どこになるかわからないですけど、反省点が必要かなと思います。ウィル(スミス)もきのう、18回、キャッチャーとして出ているのも素晴らしいですし、全員が素晴らしいゲームをきのうやって、きょうは負けてしまいましたけど、いいことも悪いことも切り替えてあした(第5戦)に、あしたの1試合にまず集中したいと思っています」

――ゲレーロJr.にスイーパーを本塁打されたことについて

「やっぱりスポット(コースや高さ)がよくなかった。明らかな失投ではある。悔やまれる1球だったのは、結果論からするとその通りかなと思っています」

――相手先発、ビーバーについて

「ポストシーズンの中で投げているスポットもよかったですし、端っこのストライクゾーンの周りのピッチングが素晴らしかったんじゃないかな、と思います」

<日本メディア>

――どれだけの疲労があったか、今後の登板する可能性は

「きのうはしっかりケアして、それなりに試合の後に時間も取って、ちゃんとケアをして(試合に)入れたので、なかなかあれだけ長い試合をやった後に先発というのはあることではないですけど、でもきょうこうやっていい状態で試合に臨めたのもきのう、いろいろとサポートしてくれた人たちのおかげと思っています」

――投手調整は、今後どのように

「投げる可能性としては、どこまでもつれるかによりますけど、もちろん全試合、必要であれば準備したいですし、きのうみたいに延長戦に入ってなかなか決まらない試合もあると思うのでいつでもいけるように準備したいです」

――前夜の疲労が制球面にどういう影響を与えたか

「きのうの試合がどうのこうのは、特にいうつもりはないですけど、単純に自分の動き、技術的な動きがブルペンのときからよくなかったので、もちろんそういう試合は数多くありますし、そういうときにどうするか、という話なのでその中でも六回まではある程度、いい粘れる状態では投げられた。やっぱり七回の(先頭から)2人が、あそこが一番悔やまれる、と思っています」

――前日延長11回に二塁上で足をけいれんしたシーンがあった。どう対策して、どういう影響があったか

「脱水症状ぎみではあったので、睡眠時間もあまり取れない、取れないというか、短い中で少しまたつるんじゃいかな、という不安はありましたけど、幸いにも最後までそういうことはなかったので、よかったと思います」

――第4戦の先発が確定してから、リリーフで優勝を決めるマウンドに立つイメージはしたか

「基本的にそれはクローザーの仕事ではあるので、今は朗希が務めていますし、そこまでまずみんながつないでいけるのが、ベストなシナリオじゃないかな、と思う。特に第何戦に投げる、とかということではなく、自分が与えられた試合の、その先発で自分がしっかりと仕事をできれば、最後は誰がマウンドに立っていてもそこは関係ないのかな、と思っています」