打った瞬間、本塁打と分かる当たりだった。
本拠地でのロッキーズとの第1戦で大谷翔平は6試合ぶりの今季5号本塁打を放った。
2点リードで迎えた3回、先頭の大谷は、右腕センザテラにカウント2ー2と追い込まれてからの5球目、97.9マイル(157.6キロ)速球をバックスクリーンへ豪快に叩き込んだ。
4月7日ナショナルズ戦以来、6試合ぶりの快音に大谷から笑みがこぼれた。
チームメイトのエドマンが好調ですでに両リーグ首位の6本を放っていることもあり、なかなか本塁打が出ない大谷を心配した人もいるかもしれないが、過去の月別本塁打数と比較しても今季の本塁打のペースは例年よりも早い。これから気温の上昇と共に本塁打数の増加に期待がかかる。
過去4年間の月別本塁打数
| 2021年 | 2022年 | 2023年 | 2024年 | |
| 4月 | 8 | 4 | 7 | 7 |
| 5月 | 7 | 7 | 8 | 7 |
| 6月 | 13 | 6 | 15 | 12 |
| 7月 | 9 | 5 | 9 | 6 |
| 8月 | 5 | 8 | 5 | 12 |
| 9月 | 4 | 4 | 10 | |
| 合計 | 46 | 34 | 44 | 54 |
興味深いのは今季ここまで本塁打にしている球種だ。
今季、本塁打にした球種の内訳を見ると、今日の5号ソロを含めて速球から4本、変化球(チェンジアップ)が1本。
相手チームの「大谷対策」はこれまで以上に厳しくなっており、昨季よりも速球が減り、変化球の割合が増加している。大谷は変化球を苦手にしているわけではない。むしろ昨季は速球から21本、変化球から33本を本塁打にしている。だがここまで相手投手の配球を見ると、内外角のかなり厳しいコースを攻めており、シーズン序盤で目が慣れるまでに時間ががかっている。
しかし大谷の強みは修正、そして調整能力だ。ここから変化球にどう対応していくのか気になるところだ。