【ドジャース5−1ブルワーズ】ロサンゼルス/ドジャースタジアム、10月17日(日本時間18日)
大谷翔平(31)はナ・リーグ優勝決定シリーズ(NLCS=7回戦制)第4戦に「1番・投手兼DH」で出場。投手としては6回0/3で100球を投げ、2安打無失点、10三振、3四球の好投でポストシーズン2勝目を挙げた。打者では、3本塁打。ドジャースはスイープ(4連勝)で2年連続のワールドシリーズ進出を決めた(24日=日本時間25日開幕)。MLB.COMのサラ・ラングス記者によれば「レギュラーシーズンとポストシーズンを通じて、同一試合で打者として3本塁打、投手で10三振」を達成した史上初めての選手となった。大谷は歴史的な活躍でNLCSの最優秀選手(MVP)に初選出された。試合直後、フィールドの特設ステージでのインタビュー、テレビ中継をしたNHKのインタビュー、会見場での一問一答は以下の通り。
<フィールドの特設ステージ上インタビュー>
――10奪三振と3本塁打。どちらが楽しかったか
「どちらも最高の気分で、声援が力になりました。本当にみんなを代表してこれをもらってると思ってると思うので、本当あと4つ全力で勝ちにいきたいなと思います」
――ドジャースのベースボールを見せつけた。何か言いたいことは
「本当に全員で勝ち切ったものだと思うので、あと4つ全力で勝ちにいきたいですし、皆さん今日はおいしいお酒を飲んでください」
―――世界の子供たちへメッセージを
「このドジャースという素晴らしいチーム、みんなが一丸となってる試合を見て、野球を面白いなと思ってくれたらうれしいですし、それを目指して僕らも頑張りたいなと思っています」
<NHKのインタビューにて>
――ワールドシリーズ進出
「本当に素晴らしいゲームを一戦一戦、素晴らしいチーム相手に勝ち切ることができて。今日なんとか決められて良かったなと思います」
――投打で活躍
「本当に今日決めるんだっていう気持ちで、みんな(試合に)臨んでたと思う。終始いいゲームができたなと思っています」
――ホームランを3本も打った
「ここまであんまり打てていなかったので、1試合だけこういう形で貢献できましたけどホームランだけじゃなくて、フォアボールも含めて本当に1打席1打席、いい打席を送りたいなと思ってます」
――投手としては七回途中まで10奪三振
「最後、七回はやっぱり投げ切りたかったんですけど、嫌な流れの中でベシアが素晴らしいピッチングをしてくれたので、本当に助けられたなと思っています」
――今シーズンのチームの強さは
「本当に一人ひとりが、もう本当にチームのために1打席1打席、1イニング、1イニングをプレーしてると思います。それがいい形で全部試合の中で現れているのかなと思っています」
<会見・米メディア>
――打撃の成績がポストシーズンで話題になった。登板する試合で活躍する意識はあったか
「一番はやっぱり今日は登板の日なので、しっかりと先発ピッチャーの役割をまず一つこなしたいなという気持ちで入りました。オフェンス面も集中はしていましたけども、左(打者)が打てる日は右(打者)が苦戦する日も多いですし、僕ら左バッターが打てない日は、右バッターがしっかりと仕事をしてくれるっていう日が多いと思うので。そういうチームとしてのバランスがやっぱり大事なのかなとは思っています」
――フリードマン編成本部長やチームメートが最高のポストシーズンの試合だったと
「今日のこの試合以外は、やっぱり僕も苦戦していました。逆に言えば、僕が打てない時、ムーキー(ベッツ)、テオ(T.ヘルナンデス)、その他の右バッターを含めて、全員がカバーしてくれる試合が多かったと思う。打てない人が出る時にしっかり自分が打ったり、またはしっかりと打線が苦しい時に先発ピッチャーがしっかり抑える、そういうカバーのし合いっていうのが大事だと思う。今日の試合はそれが僕の役割の中で発揮されていたのかなと思います」
――基本的には、これまで登板した日はあまり打てていなかったが、どう調整したしたのか
「ここ数日、いい感覚で打てているなとは思っていますけど、そもそもサンプルサイズがやっぱり投げている試合は少ないので数字の偏りが少し出やすいのかなとは思うので、それが悪い方向に出てたのかな、という印象は受けてるかなと思います」
――投手として今日は何が良かったか
「ブルワーズ打線、僕が投げる前もしっかりと先発ピッチャーを含めて抑えてはいましたけどやっぱり素晴らしい打線だと思うので、一人ひとりが目的を持って打席の中で力を発揮してくる打線だとは思っています。その中で、自分がいいゲームプランを持って、キャッチャーのウィル(スミス)としっかりと(攻め方の認識を)合わせていけたのが良かったのかなと思ってます」
――ワールドシリーズまで1週間近く試合がないが、コンディションにどう作用するか
「休みを挟めるっていうのは、すごくいいことだと思います。ピッチャーも野手もそうですし、ここまで休みも挟んでますけど、やっぱり(ポストシーズンでは)1試合の重みが違うと思うので、みんな疲労がたまっているんじゃないかなとは思います。ゲームがない中で、いかに実戦の感覚を養っていくかっていうことは、また課題だとは思うので、そこが難しいのかなと思います」
<会見・日本メディア>
――2日前に屋外でフリー打撃をした理由と、それを経て何か感覚は変わったのか
「一番は試したいことが何個かあったので、それはケージでは分からないことですし、フィールドで打った時にそれが正しいのかどうなのか、その確認の作業をしたいなと思ったので入りました」
――配球はプラン通りにできたか、試合の中で感じたことから、対応できたか
「どちらもあると思いますね。プラン通りできた部分と、あとは思ったよりも相手の打線のアプローチが、自分が思っていたのとまた少し違うバッターがいたりとか。そこをあとは肌で感じた通り、イニングが終わった後に(捕手やコーチと)コミュニケーションを取って、これはこうしよう、っていうふうに(配球プランを)変えていきました」
――打撃成績が良くない中で、好結果と紙一重の打席はあったのか。何かをつかんだ打席があったのか
「うーん。すごい感覚がいいなっていう感覚では、シーズン中も言ったと思うんですけど、今シーズンはあんまりなかったと思うので、そのままポストシーズンに入って、確かに惜しい当たりみたいなのはありましたけど、やっぱり、いい時っていうのは必ずしもいいアプローチだけがヒットになるわけではないと思う。昨日みたいに崩された打席の中で、ああいうふうにいいところに、ライン際(ライト線に三塁打)に残ってくれたりとかっていうのは、やっぱり自分がいい形で待てているからなのかなとは思うのでそれも含めて、外のバッティング練習で試したいなと思ってやってましたね」
――投打で大活躍したことを受け、自分に驚くことはあるか
「今日の試合の中ではまだ、振り返りができてないので。3本打ちましたけど、どちらかというとやっぱりディフェンス面での、マウンドでのパフォーマンスを重視して試合には入ってはいる。これからまた(映像やデータを)見返して良いところ、悪いところ探したいなと思っていますし、全体的に出来すぎだったのかなと思っています」
――投打で出場した試合ではキャリアでトップランクに入るか
「トータルで見たらそうなのかなとは思うんですけど、七回に2人ランナーを残して(投手交代してベンチに)帰ってきてはいるのでそこはやっぱり、中継ぎの人たちがしっかり抑えてくれたのが、試合の運び的にはかなり大きかったですし、自分としても救われている部分ではある。あそこを抑えきれれば、完璧だったのかなと思います」
――短期決戦でのMVPの実感は
「本当に巡り合わせなのかなと思っていますし、たまたま今日みたいな試合がここに来てくれて僕が(MVPを)もらいましたけど、本当にここに来るまでの3試合がやっぱり一番大きかったなと思います。リーチがかかった状態で4戦目を迎えて、しっかり決められたっていうのは良かったことではありますけど。そこまでの3連戦も含めて、本当に全員がいい仕事ができて勝ち取った4戦だったのかなと思っています」
――打てる時には構えの段階で打てる気がすると。今日はどうだった
「今日、見え方は良かったと思いますね。練習でやっていたことをしっかりと昨日の試合を含めて、今日また試合に入った時に打てそうな感じで打席に立ててはいたので。またこれを継続できるかどうかがやっぱり一番難しいですし、大事なことではある。実戦が開く中で、それをどうキープするかっていうのがまた難しいのかなと思っています」