【フィリーズ3-5ドジャース】フィラデルフィア/シチズンズパーク、10月4日(日本時間10月5日)
ポストシーズンの試合で日本人投手が「勝利」と「セーブ」を記録したのはメジャー史上2度目で、先発勝利とセーブは初という歴史的偉業を達成した。
大谷の試合後の一問一答は以下の通り。
―試合前は少し緊張するかもしれないと話していたが
「試合前にいろいろデータを整理している段階とかでは、ちょっと試合をイメージして緊張感はありました。実際に試合で投げることに関しては、集中して、緊張感はありましたけど、それより集中して試合に入っていけたかなと思います。比較的ゲームとゲーム前はいい集中力と、楽しんでブルペンのセッションも今まで以上にいいセッションでした。いい感じで試合に臨めせたかなと思います。全体的に楽しめました」
――きょうは直球の質が良かった。パワーピッチャーとしての駆け引きは
「打たれたトリプル(三塁打)よりも、その前のマーシュ選手をツーストライクに追い込んだ後のセンター前(ヒット)が一番いらなかった。もう少し工夫できた。全体を通してスプリットを打者2巡目以降ちょっと(1巡目では使わずに)置きたいなと思う中で、その前に失点してしまったと思います」
――五回1死一、二塁でシュワバーを三振に取った場面は
「試合の行方を決定づける場面だったかなとは思うので、先制点を取られた後に味方が反撃に出るところまでしっかり粘れば、必ず勝つチャンスがくるかなとは思っていました。(カウントが)3―2になった段階で僕の中にもカーブの選択肢がほとんどでしたし、ウィル(スミス)からきた要求も一発目はカーブだった。確実にいけるんじゃないかなと、僕自身も思いました」
――二刀流を続ける理由は
「なんでですかね。できると思っているからだと一番は思います。それが自分の色であり、自分の強みだと思っているので。どちらでもチームにとってプラスになるのであれば、自分にしかできない役割だと思うので、それをこなしていくのが今の仕事だと思っています」
――九回の打席でバントの構えを見せた理由は
「最後はウィル(スミス)のアットバット(打席)くらいで朗希が(九回の登板に備えて)つくり始めていたので、監督から時間を稼いでほしいというオーダーが出ていましたし、そういう意味ではいい四球になったのかなと思う。良かったのかなとは思います」
――打席では快音は響かなかったが、要因は
「もちろん対戦していないピッチャーの質も高いですし、素晴らしい投手がマウンドにいて、なかなか点を取る機会がなかったですけど、それでもムーキーとテオが後ろにいる中で、まずは左投手の場面で出してもらえるのがこの打線を組んでいる意味だと思っている。そういう段階でまずは使ってもらえたのが、僕の中では一番のあそこにいる意味かなと思います。ヒットを打てればベストだったのかなと思います」
――テオスカー・ヘルナンデスが逆転3ランを打った時の気持ちは
「素晴らしい瞬間ですね。これこそポストシーズンの醍醐味っていう、そういう瞬間だったんじゃないかなと思います」