大谷翔平、7回4安打無失点で3勝目、防御率0.82は両リーグ1位

6:27 AM UTC

ジャイアンツ0−4ドジャース】ロサンゼルス/ドジャースタジアム、5月13日(日本時間14日)

ドジャースの大谷翔平(31)が7度目の先発に臨み、7回2安打無失点、8三振の好投で3勝目(2敗)を挙げた。最速は100.6マイル(約161.9キロ)を計測した。105球は2度目の手術後最多だった。再び規定投球回に達し、防御率0・82で両リーグ1位に立った。打線には入らず、3登板連続で投手に専念した。チームは連敗を4でストップした。

圧倒し、支配した。雄叫びを上げながら、右拳を握る。六回2死一塁。大谷はデバースを高めの98マイル(約158キロ)で空振り三振に仕留めた。七回は2死からシングルヒット2本でピンチを招いたが、ギルバートのセンターフライに二塁走者のアダメスが飛び出し、ダブルプレー。7イニングを投げ切った。

「投げ心地は今のところ良いと思いますし、きょうのランナーが溜まった場面の最後のフライもそうですけど、抜けるかどうかで数字は大きく変わってくる。あまりまだそこ(個人成績)を気にする段階ではないのかなと思っています」

規定投球回に復帰し、防御率はメジャー全体トップ。中6〜7日で登板するため、ローテーションの間に規定投球回から外れてしまう。日本投手初のサイ・ヤング賞の獲得へ、期待と可能性がある。他の投手が中4〜5日で登板するため、大谷は投手最高栄誉を手にするために毎登板、6〜7イニングをクリアし続けなければいけない。シーズンの規定投球回は162回。単純計算で6イニングを27先発。つまり、早期のKOや炎上を避けながら、6イニング以上を投げ続ける健康管理と投球の質が求められる。

「前回(5月5日アストロズ戦7回2失点)は点を取られましたけど、ボールの質的にはたぶん前回の方が良かったとは思う。トータルで見たら今年はいい内容の年なのかなとは思います。そうやって1試合1試合、感覚が少しずつ変わるので、バッティングもそうですけど、良い状態を継続するというのはそれだけ難しいことなのかなと思います」

3登板連続で打者として打線に入らなかった。14日(同15日)のシリーズ最終戦はDHでスタメンに入らず、ベンチスタート。過去の大谷と比較すれば、不振に映る今季。ここまで7本塁打、OPS(出塁率+長打率).797は大谷の水準では、スランプだ。ポストシーズンまで見据えた疲労のマネジメントもあり、2試合連続で打線に入らない。

試合後、米メディアからは「年齢を重ねて、二刀流の負担が難しくなってきたと感じるか?」と問われた。一瞬、不敵に笑い、答えた。

「そうですね、う〜ん。今が一番いいと思っていますし、まだまだ若いと思っているので、頑張りたいなと思っています」

野球界では、一般的に30歳以降は体力が落ちると言われる。大谷とて、生身の人間だ。だが、体力と気力が続く限り二刀流としてプレーする。そして周囲が認めるような投打のパフォーマンス、成績が重要なことは、誰よりも理解している。